「春のうらーらーの隅田川」で有名な曲は「花」という。
作曲 滝廉太郎
作詞 有島羽衣
作曲は「荒城の月」の滝廉太郎。作詞は有島羽衣(はごろも)という詩人。滝廉太郎の「四季」の一曲目。
春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人(ふなびと)が
櫂(かい)のしづくも 花と散る
ながめを何に たとふべき
見ずやあけぼの 露(つゆ)浴びて
われにもの言ふ 桜木(さくらぎ)を
見ずや夕ぐれ 手をのべて
われさしまねく 青柳(あおやぎ)を
錦(にしき)おりなす 長堤(ちょうてい)に
くるればのぼる おぼろ月
げに一刻(いっこく)も 千金(せんきん)の
ながめを何に たとふべき
言葉 | 意味 |
---|---|
櫂 | 船のオール(船をこぐときに使うもの) |
あけぼの | 夜明け |
げに | 本当に |
「花」はト長調。4分の2拍子で速度は60〜66。歌は同声二部合唱。
同声合唱とは男性または女性のみで歌うこと。「花」は基本的に女性のみで歌い、同声合唱である。「二部」とは二つの違う高さの声があること。
「うらーらーの」の「う」が入るところで16分休符が入る(テストに出やすい)。