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ふりこ(振り子)の運動:ふりこの長さを長くすると周期が長くなる。重さは関係ない。|小学理科

下図のように、おもりをひもにぶら下げたものを「ふりこ(振り子)」といいます。公園にあるブランコも一つですね。

ふりこが左から右にいって、また左に戻る。もとの位置に戻るまでの時間、つまり一往復するための時間を周期といいます。

ふりこ

小学校の理科、中学受験の理科では次がポイントです。

  • ふりこにぶら下げるおもりの重さが重くなっても、軽くなっても、周期は変わらない
  • ふりこの長さが長くなると、周期も長くなる

ぶら下げる重さは関係ありません。1tの車をぶら下げても、1gしかない1円玉でも、ふりこがふれる時間は変わらないのです。

周期(ふりこが一往復する時間)は、ひもの長さで決まるのです。ひもの長さが長いほど、周期が長くなる。つまりゆっくるゆれるということ。逆にひもの長さが短いほど、周期が短くなる。つまり速くゆれる。

ブランコに乗っている時

ブランコに乗っている時を思い出してください。体重の軽い人が乗っても、体重の重い人が乗っても、同じようにゆれていますよね。ゆれる時間というのは、乗っている人の重さは関係ないわけです。

しかし、ブランコのひもを短くしたらどうでしょう? 鎖を短くできるブランコがたまにあります(そういう機能がなかったらやらないでくださいね)が、鎖を短くして乗ると、ブランコがかなり速くゆれるはずです。

注 ふつうのブランコでは鎖を短くしたり長くしたりしないでください。

まとめ

ふりこの周期は…

  • 重さは関係ない
  • ふりこの長さを長くすると周期は長くなる。つまりゆっくりゆれる
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