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環太平洋造山帯と日本のプレート(北アメリカプレートや太平洋プレートなど)|中学地理

地球の火山は太平洋の周りに集中し、特に日本に集中している。太平洋を囲っている火山の集まりを環太平洋造山帯という。

上図のように、火山は日本、ロシアの東、アメリカ大陸の西海岸に分布している。

プレート

火山は地底を流れるプレートとプレートの境界でよく発生する。日本に火山が多いのは、日本の下に四つのプレートが流れていることと関係する。

  1. ユーラシアプレート
  2. フィリピン海プレート
  3. 太平洋プレート
  4. 北アメリカプレート

日本の北に北アメリカプレートがあることに注意。アメリカは日本の東にあるが、東のプレートは太平洋プレートである。

プレートは年々動いているため、プレートにのっている大陸も年々動いている。

プレートとプレートの間に隙間はなく、プレートとプレートはいつもぶつかっている。どちらか一方のプレートが、もう片方のプレートの下に沈みこむ。この沈みこみは歪みをつくり、歪みは年々蓄積されていく。プレート間の歪みが一定以上になると、歪みを直すためにプレートが一度にはね返る。これが地震の主要な原因である。

陸のプレートと海のプレート

地球の表面はすべてプレートに覆われている。上に陸があるプレート(陸のプレート)と、上に海があるプレート(海のプレート)があり、海のプレートは陸のプレートの下に沈みこんでいる。沈みこんでいる境界を海溝という。

太平洋プレートは北アメリカプレートの下に沈みこんでいる。これは日本の太平洋側の地震に大きく関わり、東日本大震災も太平洋プレートの沈みこみが原因とされる。

日本では海溝というとき日本海溝をさすことが多い。日本海溝は太平洋プレートが北アメリカプレートの下に沈みこんでいる境界で、その深さは数千メートルである。

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