S&P 500 が 2020 年 12 月の水準まで暴落:「米国株式はずっと上がる!」と夢を見ていた個人投資家の QQQ が破滅的な結果に

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木曜日、QQQ は 285 ドルまで下落しました。昨年の上昇はほぼ消え、一昨年の水準に達しました。「QQQ は最強である」という希望は日本の個人投資家から消えました。

予想するより、あらゆる結果に対応する準備をする

木曜日はきわめてボラティリティが大きく、アメリカ株式市場はラスベガスのカジノリゾートと化しました。この不確実でギャンブル性の強い相場はまだ続くと思います。

底の付近で買った株式を強いリバウンドで売るという短期売買は、現金の比率を考慮する慎重な投資家にとって重要な戦略になります。このシミュレーションをあらかじめしているかどうかで、この暴落から生まれる利益は変わります。

株価の予想はもはや無意味で、予想よりも、あらゆる結果に対応できるように準備するほうが重要です。私の場合、それは第一に現金の確保、第二に株数を増やすこと、第三に大幅なリバウンドを逃さないことです。

今年、リーマンショックのような金融危機が起きる?

私はいつも直観(カンと違う)にしたがって行動します。私の不愉快な直観は

半分の確率でリーマンショック級の金融危機が今年の夏から秋にかけて起きる

と訴えています。ということで私はかなり神経質に現金比率をコントロールしています。この直観の根拠は昨年からくりかえし、くりかえし言っているように

  • インデックス投資バブル(日本の個人投資家を見ているとわかる)
  • アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアの不動産バブル
  • 世界的なインフレーション(アメリカ、イギリス、オランダなど)
  • パウエルとイエレンのひきしめ(利上げ、資産売却)
  • アメリカの教育ローンの膨大な残高
  • 中国の不動産バブルの崩壊?
  • 暗号通貨という存在

です。

先日、ルナが完全に崩壊して暗号通貨市場から少なくとも 20 兆円の資産が消えました(More than $200 billion erased from entire crypto market in a day as sell-off intensifies - CNBC)。そもそも暗号通貨は環境保護を相反する商品で、十年経っても現実に応用されていません。数ヵ月前からすでに株式と債権だけでなく、不動産と暗号通貨はバブルだったのです。バブルは破滅が待っています。

私はビットコインに明るい未来はないと今は確信しています。それは私がプログラマーで、ビットコインのしくみを理解しているからです。イーサリアムについてはわかりません。ガス代の問題を解決するよりも、ほとんどの人は法律の規制に注目しています。その傾向はますますはっきりしていますが、そうであるかぎり最悪の未来が待っているでしょう。

そして今年はロシアとウクライナの問題が出てきました。ロシアは経済制裁のわりに原油で荒稼ぎしていることがわかり、戦争が長期化する可能性が高くなるおそれが出ています(Russia Oil Revenue Up 50% This Year Despite Boycott, IEA Says - Bloomberg)。原油の高騰はロシアの経済力を後押しするため、問題を早く解決するには各国が原油増産を協調する必要があります。

そして協調しないかぎり、先進国のインフレーションはより制御不能になり、利上げはよりいっそう厳しくなって株式市場の重しになる。問題の深刻度と複雑度はリーマンショック以来最悪で、唯一確かなものは確かなものがまったくないということです。