2023年1月期のアニメで注目している作品:お兄ちゃんはおしまい!
この記事は少しネタバレがあります。最近私は
・お兄ちゃんはおしまい!
・お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
をずっと見ています。
自分がお兄ちゃんだから、「お兄ちゃん」という言葉が入るアニメはなんとなく見ない傾向がある。
だけど「お兄ちゃんはおしまい!」はお兄ちゃんがお兄ちゃんじゃなくなる作品で、主人公は最新話の時点で妹の妹みたくなってて、共感とも恥ずかしさとも違う、まったりした感じが好きになってずっと見ていました。
「お兄ちゃんはおしまい!」で一番かわいいキャラクターはダメなお兄ちゃん。他の人がどう思うかはわからないけど…。たぶん作者もアニメ会社も妹でなくお兄ちゃんを気に入っている気がする。
妹はいつも同じ服だけど、お兄ちゃんだけいつも服が違くて、動きが他のキャラクターよりコロコロ動く。妹の友だちとその妹もみんな髪の毛は黒っぽいけど、主人公だけなぜか白い。元男の主人公をシンデレラにしているのがわかります。
この作品を気に入っている理由のもう一つは、キャラクターの塗りと背景がライトからペールをトーンにしているから。ほとんどのアニメは普通のトーンです。シュタインズ・ゲートはグレイからダーク。
そのため「お兄ちゃんはおしまい!」のキャラクターは髪の毛が面白いデザインをしています。妹の「みはり」は表は黒、裏が紫。これは薄いライトのトーン調だからこそできるのかもしれません。
次は「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」です。この作品もずっと見ています。この作品は男子高校生が隣に住んでいる容姿端麗の同級生女子からたくさんごはんをつくってもらう話です。
互いに気があるのに、ないふうを装っているのが非常に青春らしくていいと思う。ヒロインは頭がよく、みんなからチヤホヤされていますが、本人はそういうのをすごく嫌がっている。そして主人公だけがヒロインの本当の姿を知っている。
みんなヒロインが好きなのに、そのヒロインは目立たない主人公に毎日ごはんを作ってあげている。おいおい、あなたどんだけ幸せなんだよ。このまま何事もなく幸せなまま続いてほしいです。
最後に。この主人公、友人が恋人を連れてきてイチャイチャしてもさほどヤキモチを焼かないで、三人でクリスマス・パーティーをしちゃうほど嫉妬と遠い人物ですが、この性格に私は最も共感しました。
このがっつかない感じ、たんぱくな感じは現代人に必要なスキルだと思います。
嫉妬は不幸の元凶で、チヤホヤされている人やものに関心をもつと、ちょっと嫉妬して不幸になっちゃう。どんな偉人も神様じゃなくて、自分より優れたものに嫉妬してイラッとするのは自然なことです。
そこで、無関心という技を使うのであります。無関心のテクニシャン、つまり「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の主人公は天使様とか恋愛中の友だちに嫉妬することなく、平和な学園生活を送るのであります。
結局のところ、人はみんな同じように死ぬ。終わりを意識すればなんてことはない。そう考えると、全人類は主人公の無関心スキルをゲットして、不幸にならないですむ。そんなことを思いながら、今ちょっと「未来日記」を見返している。
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