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開成中学校の受験生に贈る言葉2023

毎年受験生と卒業生と入学生に「贈る言葉」を書いてる気がする。今日は開成中学校を受験する中学受験生に向けて少し書きます。

私は悲惨な小学校生活で、とにかく受験が終わることだけを願っていました。合格とか不合格とか、正直なところ、もはやどうでもいいとさえ思っていました。いや、どうでもいいというのは違うかな。要するに疲れていたんです。

開成中学校のある西日暮里の千代田線のエスカレーターを上ったときは今でもはっきり覚えていますよ。いろんな塾の先生と、おそらくはテレビ局かなんかの取材、とにかく人人人で、そのなかを校門までいく。

西日暮里から校門までは短い距離で、校門のところで誰かに会ったような気がするけど、あまり覚えてない。人が多くて、どんどん後ろから人がくるので、なんだかんだしてるともう、会場につく。

で、気づいたら算数が終わって、いろいろ終わって、全部終わってる。私の場合、算数が完全に満点になったという自信があった。満点以外にないという出来だった。だけど、理科はぜんぜんできなかった。というか絶望的だった。

そして一日が終わると、私は次の巣鴨中学校、さらに次の学芸大付属竹早中学の試験を受け…開成中学校以外の学校はすべて合格し、開成だけ落ちてしまったのだ。

はあ、やっぱ無理だったぜ。で、ポケモンをやっていました。そのときの気分はまあ、晴れ晴れしてました。終わったんですもん。つらい生活がね。近所と公立小学校にいる、遊びほうけたやろうにずっとイライラしてた私ですが、今や私も遊んでばかり。まあ2日だけど。

そのとき、家に電話があったんです。開成中学校の事務局から。母がそれをとって、発狂したように声を上げたのは今でも覚えてるよ。

そう、私は補欠で合格したんです。

開成中学校を受ける方、というか保護者に贈る言葉…

最後の最後まで諦めないで、そして電話がかかってきたとき、すぐに拾える準備を忘れないで…。

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