次世代の同人システムを思いついた:みんなで場所と人物と物語を数珠のようにつなぐ
小説を書いていたら、新しいアプリケーションをまた思いついた。それは
数珠つなぎ物語
いいかえると
同人システム
です。例えば私が「いろは学園」を舞台に山田太郎と鈴木花子の恋愛物語「太郎と花子の恋物語」を書いたとします。するとシステムは
- 場所データに「いろは学園」を登録
- 人物データに「山田太郎」と「鈴木花子」を登録
- 物語データに「太郎と花子の恋物語」を登録
します。登録者は私「坂本真一郎」です。
次に別のユーザー中島さんが、私のつくった「山田太郎」と「亮介」と「優子」という新しいキャラクターで「太郎と亮介が優子を巡って喧嘩する話」を書きます。場所は「いろは学園」の近くの「みらい公園」だとする。
ここで、中島さんはすでに存在するキャラクターを必ず使わないといけないことにします。この場合は山田太郎です。
システムは
- 場所データに「みらい公園」を登録
- 人物データに「亮介」と「優子」を登録
- 物語データに「太郎と亮介が優子を巡って喧嘩する話」を登録
します。こうして山田太郎を起点に新しいストーリーが追加されました。
ウェブサイトでは、山田太郎をクリックすると、二つのストーリーが選べるようになります。また、いろは学園という場所をクリックすると、山田と鈴木の恋愛物語が表示されます。
このシステムでは、ユーザーは登録済みのキャラクターを使いながら、新しいキャラクターを追加できます。また場所も追加できます。
ストーリーが追加されるほど、山田太郎や優子といったキャラクターは、キャラクターストーリーが増えます。
キャラクターの許可と拒否
キャラクターが別のユーザーに変に使われたらどうするか?
という問題があります。例えば、私は山田太郎と鈴木花子の純愛を書いた。にもかかわらず、中島さんは、山田太郎を三角関係の恋愛の一人にした。山田太郎は鈴木花子とすでに恋愛しているので、優子を好きになるはずがない。
このとき、私は中島さんに
「山田太郎はそんなことしないよ!」
と言う権利をもつとします。なぜなら、山田太郎の生みの親は私だからです。
☆キャラクターの生みの親は、そのキャラクターが出るストーリーに「許可」「拒否」できるものとする。
そこで、こうするのが合理的かもしれない。
中島さんはストーリーを書いたときに、山田太郎の生みの親である私に「キャラクター使用許可申請」する。私が「拒否」したら、中島さんはそのストーリーをアップロードできず、優子といったキャラクターも登録できない。
世界と出来事
同じ場所でも、世界が違う場合は違う場所になります。例えば、私が限りなく現実に近い世界(世界A)で恋愛物語をつくったとします。そして中島さんが、魔法使いの出てくる世界(世界B)でストーリーを書いたとします。
この二つに品川駅が出てきたとします。すると、品川駅をクリックしたら、世界AとBのタブが出てきて、世界Aをクリックしたら私のストーリーが出てきて、Bを押したら中島さんのストーリーが出てくる。
ここで、別のユーザー加藤さんが、中島さんのつくった世界Bで、品川駅を舞台にしたまったく別のストーリーを書いたとします。
この状態で品川駅の世界Bをクリックすると、中島さんと加藤さんのストーリーがリストとして表示されます。
次は出来事。世界には必ず普遍的な出来事がある。
中島さんのつくった世界Bでは、2025年の東京に宇宙人がきています。そういう世界だとします。すると、宇宙人の襲来という「イベント」が世界Bに登録されます。
ストーリーの一部は世界の出来事になるかもしれない。その場合はそのように出来事を登録します。
ここまでを整理
以上を整理すると、データは5つあることになります。
- 世界
- 出来事
- 場所
- キャラクター
- ストーリー
世界Aをクリックしたら、出来事と、いろいろなユーザーが書いたストーリーのあらすじが時系列で表示される。例えば
2021 山田太郎が鈴木花子の恋人になる
2022 渡辺衣が宝くじを当てる
2023 鈴木花子が渡辺衣の金を盗む
といったように。
なぜこのシステムが必要か?
同人のため。例えば、もし角川が「未来日記」という作品の同人を公式に許可したら、私もユッキーの話をなんとなく書くかも。このシステムがあれば、「未来日記」という世界の中で、ユッキーというキャラクターを借用して、新しいストーリーをつくれる。
このシステムは(巨大になったら)次のような使われ方がいいかもしれない。
まず、小説や漫画の作家がこのシステムに作品を投稿する。それで「あ〜この話の続きが書きたい!」というユーザーが、その世界で、その作品に登場するキャラクターを借用して、なにかストーリーをつくる。同人として。
例えば、閲覧数やチップによる収益システムがあったとする。この場合、キャラクターなどを借用したユーザーが得た収益の一部は、キャラクターの生みの親にいく。
収益システムをつくるのはとんでもなく難しいから、おそらく現実不可能だと思う。そして商業作家がこのシステムに作品を落とすとはあまり思えない。上はあくまでも理想の話。
現実的には、もし存在が成立するなら、同人創作の同人を広げるシステムとして機能する。
このシステムでは長編でなく、短編がメインになるはずです。わずかなキャラクターがちょっとした会話をして、なにかが変化する。
こうした短編が無数のユーザーによって無数に組みあわさるとき、なにが起きるか? どこかで面白い、壮大なストーリーが生まれるかもしれないし、支離滅裂のストーリーになるかもしれない。
いずれにしても面白い気がする。
同人文化というのはネットワーク効果があって、本よりもリアルタイム性のあるウェブサイトのほうが効率よく機能すると思うのです。時間があったら開発するかもしれない。
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