関数の極大点・極小点とはなにか?微分から極大値と極小値を求めるやり方
$x^3 - 6x^2 - 15x + 8$ のグラフは山と谷があり,山のピークを極大点,谷のピークを極小点といいます.極大点は微分係数がマイナスからプラスに変わる点で,その $x$ 座標は増減表からわかります.極大点と極小点の問題を解くときは増減表が必要になります.
極大点と極小点の座標を求めるには
- 導関数を計算する
- 導関数の値が $0$ になる $x$ を求める
- もとの関数の増減表をつくる
のステップをふみます.
$x^3 - 6x^2 - 15x + 8$ の導関数は
\begin{split} f^{\prime}(x) &= 3x^2 - 12x - 15 \\ &= 3(x^2 - 4x - 5) \\ &= 3(x + 1)(x - 5) \end{split}
で,その値が $0$ になる $x$ の値は $-1,\ 5$ です.導関数は二次関数でグラフは下図になります.
もとの関数の増減表は
\begin{array}{c|ccccc} x & \cdots & -1 & \cdots & 5 & \cdots \\ \hline f^{\prime}(x) & + & 0 & - & 0 & + \\ \hline f(x) & \nearrow & 16 & \searrow & -92 & \nearrow \end{array}
で,極大点は $(-1,\ 16)$,極小点は $(5,\ -92)$ となります.
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