Irohabook
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未来日記のあらすじと感想(ネタバレがあります)

未来日記は何回か見たり読んだりした作品で、最近またアニメを見ました。今 17 話まできたので、最終話にたどり着く前に感想を残そうと思います。

この記事はものすごくネタバレがあります。読んでない、または見てない方はここまでにしてください!

未来日記をざっくり言うとこうなる

  • 十二人が未来日記という道具を所有することになった
  • 未来日記を配ったのは、おそらく神(まだわからない)
  • 所有者は日記を通じて未来がわかる(でも完全ではない→ここが面白い)
  • 未来日記が壊れると、所有者は強制的に死ぬ

ここまでがルールです。

最後まで生きた日記所有者は神になれます。当然、そのままではジリ貧なので、互いに殺しあいをするように。これはライアーゲームと同じで、誰かが誰かを殺すなんてことがなければ、みんな平和に生きることができる。

だけど、いったん殺人が始まると、もう止まらない。

未来日記の所有者と主人公

神から授かった番号があり、互いに番号で呼びあっている。

  1. 天野雪輝
  2. 我妻由乃
  3. 火山高夫
  4. 来須圭悟
  5. 豊穣礼佑
  6. 春日野椿
  7. 戦場マルコ+美神愛
  8. 上下かまど
  9. 雨流みねね
  10. 月島狩人
  11. ジョン・バックス
  12. 平坂黄泉

未来日記の主な主人公

デウス・エクス・マキナ
日記を配った?と思われる神。

ムルムル
神の使い。最初はほんわかしているが、途中からなんだか怪しくなる。

天野雪輝
主人公。おとなしくて、周りを傍観している。日記所有者のほぼ全員から狙われる。

我妻由乃
ヒロイン、というかほとんど主人公。天野雪輝のストーカーで、完全なサイコパス。弱い主人公を守る。

雨流みねね
9 番目の所有者でテロリスト。警察に追われていたが、いつのまにか主人公を守るような感じに。

来須圭悟
4 番目の所有者で警察官。日記に関する事件をことごとく封じこめて、社会の関心をそらす。

西島真澄
来須圭悟の部下。途中から雪輝を守る重要人物になる。

秋瀬或
天野雪輝の転校先にいたクラスメート。頭がよく、戦略を練って雪輝を守る。

アニメ「未来日記」の各話あらすじと感想(ここから壮大なネタバレ、知らない人は絶対読まないで)

第 1 話

最初からぶっとんでいる。

画面が暗くてよくわからないけど、牢屋らしきところで「パパ、ママ…」とつぶやく人が出てくる。すぐに

「やめっ」

と叫び、最初の殺人が起きる。開始数秒にして残酷なシーンになるため、テンポのいい作品が好きな私はもうすでにわくわくなのであります。

そして天野雪輝の日常へ。人見知りの彼は、毎日携帯電話をポチポチやりながら学校生活を送っている。通り魔事件が起きているようで、警察が街にうようよしている。

部屋の中で、雪輝はいつも神と話をしていた。でもそれはただの妄想であって、現実じゃない。ある日、神は気まぐれで雪輝の携帯電話を未来日記にしてしまった。

携帯電話のメモ帳かなにかにどんどん未来が書かれていく。未来がわかるので、中学生の彼はそれを試験に利用してしまう。未来日記には試験の解答もどんどん書かれてしまうのだ!

そうやって面白おかしく未来日記を使っていることに、他の日記所有者は気づいていた…。

そんなある日、天野雪輝の未来日記に「今日、天野雪輝死亡」と書かれてしまう。今まで未来を外したことのない携帯電話だから、当然やばいと思ってしまう。

「どうしよう」と焦っているところにクラスメートの我妻由乃がくるのだった。二人はどこかの建物に行きます。このままいても死んでしまうなら、とりあえずどこかに逃げないと、という判断なのか?

エレベーターで上にいく間、我妻由乃は自分も未来日記をもっているとあっけなくばらします。

我妻由乃の未来日記は「天野雪輝を 10 分刻みでメモする愛の日記」であった。エレベーターで突然そう言われてドン引きしてしまう天野雪輝。しかし、ゾッとしている余裕はそんなにありません。すでに殺人鬼が雪輝を追いかけているからです。

この後どうなるかはさすがにネタバレの限度を超えているような気がしたので、ここでやめます。

第一話で未来日記の設定がほとんど明らかになります。

第 2 話

追ってを封じこめて、なんとか助かった二人。再び日常が戻る。

体育の時間、「ちょっと聞きたいことが…」みたいに我妻由乃に質問する雪輝。しかし由乃は体操着を抱えて出ていってしまう。

由乃と入れ違いに、ドレス姿を着た女性が教室に入ってくる。日記所有者の 9 番目、雨流みねねだった。この雨流みねねという不思議な名前、Google 日本語入力で一発で出てくるのなんでだろう。

なんやかんやと話をしているうちに、雨流みねねは雪輝を殺しにかかる。が、そこは前回と同様、我妻由乃によって阻止される。この時点で我妻由乃はナイフや凶器の万能な使い手だとわかります。

普通の人は罪悪感もあって攻撃をためらう。しかし罪悪感などどっかに捨ててきた彼女は、もはやなんのためらいもなく、そのへんにあるものを凶器にして襲うのである! アニメを代表するサイコパスなキャラクターは、この回からさっそく本性をあらわにします。

第 3 話

我妻由乃と天野雪輝が遊園地でデートする話。ほんわかしているのはほんの少し。未来日記では視聴者(読み手)に余裕ぶっこいた時間などほとんどあげないのであります。

雪輝はすでにユッキーユッキー呼ばれていて、由乃にふりまわされている。なんやかんやで楽しい時間をすごし、由乃の家に帰る。

そこで「また明日」と別れていたらよかったのに、由乃が顔を赤らめて「寄ってかない?」と言うので、ついうっかり家に入ってしまった。

家に入って、由乃がりんごをむいている間、雪輝はトイレに行こうとする。途中、変な部屋を見つけて、恐ろしいものを発見してしまうのだった。

未来日記では、第三話の「恐ろしいものの発見」によって世界の未来が大きく変わってしまったとされています。17 話まで見た今も、このときの影響はよくわかりません。

第 4 話

警察とすっかり仲良くなった雪輝たちは、6 番目の日記所有者と思われる春日野椿に会いにいく。

春日野椿はやばそうな宗教団体の代表で、毎日巻物に部下たちの行動をメモしている。そのメモが勝手に作られるという巻物の未来日記をもっていた。

一方、目玉のきぐるみ?を着た謎の男が、雨流みねねを確保していた。この男もまた 12 番目の日記所有者で、雨流みねねをエサに春日野椿を襲う計画を立てていた…。

ここから私の感想。私にとって未来日記の一番きついところが「春日野椿」の話。第四話ではまだ明らかにされませんが、春日野椿の人生がきつすぎて、2012 年くらいに見たときは落ちこんだのを覚えている。

第 5 話

我妻由乃の性格がわかる重要な回。

目玉おやじ的な男が宗教団体を襲い、春日野椿と雪輝たちは屋敷を逃走します。が、走って逃げているあいだ、由乃はふと

「お前、またユッキーを騙そうとしているな?」

と春日野椿に問います。しかし天野雪輝は基本的にお人よしで、あくまでも椿と一緒に逃げようと言います。

しかし、結局のところ、椿は雪輝たちをだまそうとしていたのです。ユッキーと由乃をエサに、12 番目の日記所有者をおびき出し、まるごと全員殺す計画であった!

なんてやろうだ、と思っていると「やれやれ。バレてしまったか」と春日野椿はタバコをふかす始末。残酷な人生を送ってきたから、こうなってしまったのか…としんみりする時間もなく、由乃と 12 番目の戦いが始まったのであった。

第 5 話では我妻由乃のまっすぐな愛情と完全な狂気が明らかになります。未来日記で一番記憶に残っているのも、この宗教団体の屋敷のところ。

ユッキーと春日野椿が話をしていると、由乃は嫉妬むきだしで未来日記を読む。

未来日記より引用

5/5 17:50
ユッキーが私の悪口を吹き込まれて困っているよ。ひどいあの女!私はユッキーと幸せになりたいだけなのに。

5/5 18:00
ユッキーが私を疑った目で見てる。あの女のせいだわ。

引用終わり

↑こんな感じでアニメでは由乃の未来日記がちょくちょく出てくる。なんて純粋な愛の日記なんでしょう。

この日記を見たあと、由乃は斧をもって、普通に春日野椿を殺しにいきます。普通に近づくからすごいんです。

「ええい! 死ねええ!」

とかじゃなく、すたすたと歩いて、「こんにちは」とあいさつするような感覚で人をバッサリやるので、我妻由乃はとんでもないサイコパスなのであります。

このときは雪輝ことユッキーに「なにやってんの!」と阻止されますが、ユッキーがいなかったら普通にやっちまっている。

(以下、時間があるときに追記)

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