開成高校の入学生に贈る言葉2023年:高校一年生で習う数学を入学式までにマスターするべし
受験生や卒業生に贈る言葉というシリーズを 6 年くらいやっている。今日は開成高校の合格発表日だったらしいので、今年入学する高校生に向けて贈る言葉を書きます。
といっても私は適当な人間だから、いつも適当なことしか言ってない…でも適当という言葉は古文で習ったように「適切で妥当である」意味もあるから、適当ぶっこいて適切かつ妥当なことを言っちゃうかもしれない。
結論
新しく入学する高校生は入学までに数学 1A をマスターするといいよ! 数学が得意な中学組に圧倒されてもアイデンティティーを喪失してはいけない。
私は中学からこの学校にいたので、トップクラスの中学生がどんな勉強をしているかわかっている。それは先取り学習。たぶん十人くらいは中学三年生くらいで高校数学を全部理解している。数十人は高校二年生までの微分積分あたりまでマスターしている。
そんなやつらと高校一年生で交わるから、数学が苦手だとびっくりするかもしれない。努力の限界と個人に課せられた最適戦略で書いたように、私は中学一年生のときにアイデンティティーを喪失した。だってビリだったんだもん。ビリギャルならぬビリガキだったわけだが、ビリギャルがいい大学に入ったように、私も東大に入った。
だから数学で圧倒されて精神がぶっ壊れても、ZARD が言っているように「負けないで」。
「俺は絶対に開成に入ってもトップクラスだ!」
って今あなたは思ったかもしれない。あたしも
「俺は数学の天才だから、開成に入ってもトップクラスに違いねえ」
と思ったんだよ。でも現実はそうじゃなかった。数学はまだしも、国語や英語はうんこすぎて圧倒的なビリだった。この学校は本当の意味で頭がぶっ壊れている人間が集結しているから、いい意味でも悪い意味でも予想を裏切られて、プライドが高い人ほど精神が破壊されてしまう。
だから中学生のときどんな優秀でも、開成中学校からエスカレーターで上ってきた人間の能力を過小評価してはいけない。過小評価すると、学内テストの冷酷な順位表で心がボロボロになってしまう。
中学生からブーンって上がってきた人たちは基本的に数学が得意。なので明日からチャート式(青)の数学 1A を買って、入学前までに全部解くといいよ! 自分に自信をもって輝かしい生活を送るには、その裏で壮絶な努力をする必要があるのです。これからしばらくバタバタすると思うけど、高校一年生で習う数学は毎日必ず勉強することを強く推奨します。
受験生と卒業生に贈る言葉
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開成中学校の受験生に贈る言葉2023
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