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成績を上げるためのノートの作り方:勉強の効率はノートのとり方で決まる

「成績を楽して上げるにはどうすればいいか?」と悩んでいる方に向けてノートのとり方・作り方を解説します。真面目に言ってもつまらないので、前につくった上田先生というキャラクターに解説させます。予備校で数学を教えている設定です。

  • 教科書や参考書に書いてありそうなことは書かない
  • 先生の言葉や自分のアイデアなど、重要なポイントのみを書く

教科書に書いてあることをノートに書かない

「教科書をコピーするように文字を書く人いるよね。あれ本当にダメな勉強だよ。そんなこと言うと」

『だって先生が書いたから! 先生が書いたものを書いてなにが悪いんだ!』

「って叫ぶ輩もいると思うんだ。でもな? 冷静に考えてくれよ。教科書に書いてあることをそのまま書いてどうするの。そりゃ先生も教科書に書いてあるとおりに書くこともあるさ。俺だって書くよ。だって説明のために必要だから。でもそれは、お前らに書いてほしいから書いてるんじゃないの。説明するために書いてる。わかる?」

と言って、上田は黒板に大化の改新の年号と説明を書く。

「俺数学教師だけど、これ合ってるかな? 大化の改新の説明を教科書コピってこんなふうに書いたとするね。これをそのまま書いてなにがしたいのよ。あん? 意味ねえし!」








「こんな文章、目の前の本に書いてあるじゃん。大化の改新の説明文を書く暇があったら、その時間を使って、記憶するなり、音を立てないように口の中でつぶやいたりするほうが得じゃない? あのねえ、写経って頭使わないのよ」

☆ 写経しない!
☆ 写経は頭を使わない!
☆ 頭を使わない時間は勉強じゃない!

「そこ、俺の話聞いてる? そこのキミ、聞くってどういうことかわかる? うん? 聞くっていうのはな、俺の話をそのままずっと書くってことでもないんだぜ? 頭のなかに落としこむってこと。書いてばかりじゃ、頭に入るわけないんだよ」

「あのな? 気分悪くなるやつも出てくるだろうが、ちょっと聞けよ? 俺この道けっこう長いからわかるんだけど、黒板をそのままコピるタイプって成績伸びないんだ。悪いな。だって頭いいやつは授業の中で覚えようとするから。成績悪いやつって家で覚えようとするだろ。なんで? 授業中に覚えろって! 受験生の時間はみんな同じだろ」

「写経してたら授業中に覚えられるわけねえだろ。ノートは最低限でいいんだ。鉛筆動かすより、頭動かす」

重要なことだけをノートにとる

「予備校の教師も学校の先生もさ、半分はどうでもいいこと言ってんの。ムダ知識ってやつ。それをあえてテストに出す先生もいるだろうけど、まあ、そういう例外は置いてだな。バカ真面目な人ってそういう話もしこしこノートにとるんだよね。だめだよ」

「数学はちょっと違いますが、英語や社会、あと化学なんかは部分的にわからなくても問題ないってことあるよね。一気通貫じゃない科目では、全部を覚えなくてもいい。だから全部をノートにとらなくてもいい。重要なことだけメモしたら、それでいいんです」

☆ ノートを作るのに完璧になるな!

「完璧になるんじゃねえぞ! わかるか? 完璧主義ほど受かりません。はい、重要なことなのでもう一度言うぞ。完璧主義ほど成績上がりません。これ覚えて帰ってくれな」

☆ 完璧主義だと成績は上がらない!

「授業中に勉強せよって話をしたよね。だから、もし重要なところがわからなかったら、どうでもいいことをノートにとる時間を省いて、わからないところを今、考えろ! ノートにとる時間より、頭を使う時間のほうがよっぽど重要なんです。いいですか? くりかえしますが、本に書いてないことをたくさん書く先生ってあまりいませんからね?」

「重要なことだけメモしたらいいんです。どうでもいいのは省いてもいい。その代わり、頭を使え。要するに時間をきちんと使ってくださいという話です」

ノートに書く文字の大きさ

「普段は大きい文字でわかりやすく書く。先生が言ったことをすばやく書くときって、どうしても大きい文字になりがち。あえてちまちま書くことないよね」

「しつこいですが、授業中に覚えろ! 理解しろ! だったら自分に合う大きさで文字を書け。ノートの枠線にはまるように神経質に書いても意味ないです。あのな? 枠線に合わないからって、枠線をはみ出た文字を消しゴムで消し消しやっちゃう輩がいるんだけど、だめだよ」

☆ ノートの枠線を気にするな
☆ 枠線が気になる人は無地のノートを買え

「だがな、受験が近づいたら小さい文字を書く訓練をしないといけない。残酷で理不尽なことを言うとな、小さい文字が書けない人は不利だ。数学は余白が小さいから、大きい文字で書く癖があると、余白がなくなって計算できるスペースが減りやすくなる」

☆ 受験が近づいたら小さい文字を書く訓練をする。

〜〜おしまい。でもすぐ続き書きます。眠いので寝ます〜〜

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