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パウエル議長の上院証言でアメリカ株暴落、ドル円は 138 円間近まで円安

3 月 7 日、パウエルは上院銀行委員会で利上げの幅を拡大するような発言をしました。これを受けて、ゴールドマン・サックスは次の利上げを 0.5% と修正し、他のファンドアナリストもタカ派的な見方を発表しました。

ゴールドマン、米政策金利のピーク予想を上方修正-FRB議長証言後

ここから私の感想です。市場はパウエル議長の発言を受けて、さっそく 0.5% の利上げを織りこみ始めました。自然に、国債金利は上昇。特に 2 年金利が上がり、逆金利状態はより強化されました。

金利差によりドル円相場は円安に傾き、昨年の 140 円が近づいている。昨年はこの状況になると NASDAQ が下落しましたが、今回はテクノロジーより配当株を中心としたダウ平均株価が大きく下がりました。

ダウ平均株価 -1.72%
NASDAQ -1.25%

今年の 1 月は 180 ドルもあった Johnson & Johnson は 154 ドルになり、復活しかけた Verizon も安くなりました。

現在、株式市場ではトレンドフォローの売買が活発です。そのせいか、株式市場内部で資金移動が起きているように見えます。これは

  • Facebook といった大型テクノロジーがすでに割安になっている
  • 昨年起きた、配当株へのシフトのゆりもどし

が原因だと思われます。より大きな視点でいえば

  • 短期国債の利回りは伝統的な配当より魅力的になっている
  • 預金金利の上昇

によって個人投資家の金が配当株から逃げている可能性もあります。イールドカーブのゆがみが是正される兆候はまだほとんどないため、高金利の状態が長く続くと思われます。中古車販売価格が再び上昇を始めたことをふまえるとなおさらです。

もし金利上昇が「一時的(パウエル議長の失策の代名詞)」でなく、長期的なトレンドになっているなら

  1. ドルを預金金利を優先する
  2. 配当株の投資をひかえる
  3. 株価の上昇はすべて一時的である可能性が高いとみる

方針がいいのかもしれない。あくまでも私の意見にすぎないけど…。といっても、ゴールが見えなかった昨年とは状況が違う。すでに利上げの大部分は完了しているため、今年から来年はその微調整をくりかえすだけ。たぶん今は夜明け前であって、真夜中ではない。

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