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投資家の関心は雇用統計からシリコンバレー銀行に移る

投資家の関心は雇用統計からシリコンバレー銀行 SVB の破綻に移りました。株価は一日で 265 ドル付近から 106.04 ドルまで下落し、取引停止になった。

リーマン・ショック以来で最大の銀行破綻になりました。株式市場は雇用統計の微妙な結果で上にも下にも行きにくい状態でしたが、シリコンバレー銀行の破綻によって S&P 500 は -1.45% で終わりました。シリコンバレー銀行はすでに FDIC(連邦預金保険公社、The Federal Deposit Insurance Corp.)の管理に入っています。

ブルームバーグは「アメリカの銀行システムは強い」と言うイエレン財務長官の会見を紹介していますが、銀行関連は総じて暴落しました。

Signature Bank は金曜日 -22.87% も下がり、PacWest は -37.91% も下がりました。

雇用統計の非農業部門雇用者数は +311,000 人で予想を超えましたが、失業率は 3.6% に上がり、判断の難しい結果になりました。この雇用統計はパウエルの判断を後押しする材料に乏しいため、3 月の利上げを予測するのはより困難に。投資家はパウエルよりもシリコンバレー銀行に目を向けたかもしれない。

来週にならないとわからないことは多いですが、利上げによるしわ寄せは金融機関を通じて着実に起きているようです。

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