名称 | 費用 |
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入学検定料 | 60,000円(センター利用入試のみ40,000円) |
入学金 | 1,500,000円 |
入学手続時に必要な費用 | 3,822,000円 |
2年次以降の年間費用 | 3,554,000円 |
6年総額 | 23,092,000円 |
特待生制度 選抜Ⅰ期合格者上位78名と地域別選抜(センター利用)合格者は初年度の授業料300万円が免除される。
奨学金制度 昭和大学奨学金 50万円または60万円(年間貸与額) 昭和大学医学部特別奨学金 授業料相当額(5、6年次、4年次成績上位30位まで)
一年生は全員富士吉田キャンパスの寮に入る。他学部と合同生活。
選抜Ⅰ期 78名 選抜Ⅱ期 20名 センター利用 12名
選抜Ⅰ期は他の私大医学部と同様1月下旬に行われる。選抜Ⅱ期は国立の後の3月上旬に行われる。センター利用は各地域から2名ずつ募集。
地域枠 ・北海道・東北・北関東 ・南関東(埼玉、千葉、神奈川) ・東京 ・中部(新潟、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重) ・北陸・近畿・中国 ・四国・九州・沖縄
出願・試験・発表 | 日時 |
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出願期間 | 平成27年12月24日(木)~平成28年1月19日(火)(必着) |
一次試験 | 平成28年1月29日(金) |
二次試験 | 平成28年2月6日(土)または2月7日(日) |
一次合格発表 | 平成28年2月3日(水)正午 |
二次合格発表 | 平成28年2月8日(月)午前10時 |
入学手続期間 | 平成28年2月12日(金)正午まで |
試験区分 | 科目 | 点数 | 時間 |
---|---|---|---|
一次 | 英語・数学 | 200点(※) | 9:30~11:50(140分) |
一次 | 理科 | 200点(※) | 13:30~15:50(140分) |
二次 | 小論文 | - | 8:40~9:40(60分) |
二次 | 面接 | - | - |
※昭和大学医学部は英語と数学の試験を一度に行う。各100点。 ※理科は物化生から2科目選択。
出願・試験・発表 | 日時 |
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出願期間 | 平成28年2月8日(月)~平成28年2月25日(木)(必着) |
一次試験 | 平成28年3月5日(土) |
二次試験 | 平成28年3月12日(土) |
一次合格発表 | 平成28年3月9日(水)正午 |
二次合格発表 | 平成28年3月14日(月)午前10時 |
入学手続期間 | 平成28年3月18日(金)正午まで |
試験区分 | 科目 | 点数 | 時間 |
---|---|---|---|
一次 | 英語・数学 | 200点(※) | 9:30~11:50(140分) |
一次 | 理科 | 200点(※) | 13:30~15:50(140分) |
二次 | 小論文 | - | 8:40~9:40(60分) |
二次 | 面接 | - | - |
※昭和大学医学部は英語と数学の試験を一度に行う。各100点。 ※理科は物化生から2科目選択。
英語 問題は6問程度。年によって大問の数は大きく変わるが、実際の問題量はほとんど変わらない。文法・語彙問題が7割以上を占めるが、点数配分は明らかにされていない。例年最後に文章題がくる。2014年度は異例で4問中2問が文章題だったが、第3問は実質的に文法問題だった。
文法問題は発音・アクセントを含み、年によって10問近くまで出る。出題されない年もあるが、昭和大学医学部の英語は高得点争いになるため念入りに準備しないといけない。
例年空欄補充問題(穴埋め問題)が出題される。一文の穴埋めから四文程度の文章の穴埋めまであり、どれも標準プラスアルファレベル。語彙力や熟語の知識を試す問題も多く含まれており、文法一辺倒ではない。東京慈恵会医科大学のような高度な語彙力・熟語知識は不要だが、やや難しい問題が混ざっているため、他受験生に差をつけるためにはここを落とさないようにする。
単語を並べ替えて文を完成させる問題もほぼ毎年出題されるが、並べ替え問題に慣れていれば特に問題ない。空欄補充と並べ替えを含めた文法問題は東進ハイスクールの『英文法レベル別問題集5(上級編)』または『英文法レベル別問題集6(難関編)』で対策できる。
文章題は短めの文章で内容合致問題がよく出る。数学と同じ時間で解くことを考えるとゆっくり読んでいるゆとりはなく、速読力と精読力が必要である。
数学 昭和大学の数学は年によって難易度に差があり、問題数は比較的多い。大問は4問あるが、大問が小問の集合の場合もある。第1問はほぼ毎年小問の集合である。英語と同じ時間で解くため、英語の得意不得意によって割り当てる時間は変わってくる。しかし問題数の多さから半分(70分)は必要である。
東邦大学医学部や自治医科大学と同様分野は幅広く、微積分に特化しているわけではない。第2~4問では問題が連続していることが多く、苦手な分野があると致命傷になる危険がある。他大学に比べて確率が多いことに注意。
標準的な問題が大半を占めるが、中に難易度の高い問題が入っている。受験生の多くがつまづくだろう難易度の高い問題を早く見極めて、捨てるか捨てないかを早く決断すると一定の点数は確保できる。逆に特定の問題に深入りしていると大きく差をつけられるおそれがある。
慶應医学部や東京慈恵会医科大学などと比べて高度な計算力は必要ない。ただし一定以上の計算速度と正確性は必要で、問題数の割に狭い余白と少ない計算用紙をどのように使うかがポイントになる。
昭和大学の問題は大きく以下のように分類できる。2015年度選抜Ⅰ期の過去問を参考に考えてみる。
・独立した基本的な小問 ・独立した難易度の高い小問 ・連続した問題
独立した基本的な小問は1問2分程度で解くようにしたい。2015年度の問題では第1問(3)、(4)、第3問(2)、(3)あたりが該当する。独立した難易度の高い小問は全問題で最も難しい場合があり、最後に解くといいかもしれない。第3問(4)は独立した小問で煩雑な計算を要する。連続した問題は概ね標準的で全完しておきたい。問題文をきちんと読み、冷静に解くことが大切。
日本大学医学部のように記述式問題のボリュームがあるわけでなく、答えを書くだけの問題がほとんどである。記述を短時間で済ませて解答時間をできるだけ確保するようにしたい。
化学 全体的な難易度は基本から標準レベルで満点も可能である。『化学基礎問題精講』などで対策は可能。計算問題はとりわけ簡単で、ここを落とすと合否に影響してくると考えられる。燃焼熱や電気分解などの問題は頻出である。
分野は年によって偏りが激しく、理論中心の年も有機中心の年もあり、苦手な分野を残していることはそれだけでディスアドバンテージとなってしまう。理論は2014年第4問に見られる『教科書的問題』がしばしば出されることに注意。教科書の最初に出てくる化学の一般的な知識を一度整理するといいだろう。
(例)常温・常圧下で分子結晶を形成している物質リストなど
昭和大学医学部の化学は私大医学部の中で最も生物に近いと言っても過言でない。生物履修者に有利な問題がしばしば出されるが、生物履修者でもわからないような医学的な問題も出る。2013年第3問問5などを参照。このような一見マニアックな問題も実は化学資料集にのっている場合が多い。問題集を離れて資料集に目を向けることも大切。
医学的知識を身につけるにあたっては以下の手順を踏むといいかもしれない。
・化学資料集の補足ページを読む ・生物資料集のうち化学に近い分野に目を通す ・インターネットなどで簡単な医学・薬学的知識を覚える
この生物的知識を制することが昭和大学医学部化学を制することになる。医学部は比較的物理選択者が多く、ここで点差が開くと考えられる。
物理 昭和大学医学部の物理は4問から構成される。難易度は標準的で満点が狙える。物理選択者同士ではあまり差がつかない可能性が高く、高得点争い必死となるため、ケアレスミスなどで連鎖的に間違えると一気に不合格リスクが高まる。
解答にあたっては細心の注意を払い、計算ミスは完全になくすように心がけたい。理科は英語と数学と異なり時間にゆとりがある。加えて化学が非常に簡単で、化学の計算問題で時間をとられる可能性がほとんどないため、80分以上を物理に使ってもいいかもしれない。
分野は力学、熱力学、電磁気学の3つはほぼ毎年出る。残りの一枠には音や光がしばしば入る。特に他大学に比べて光の頻度が高い。