Irohabook
0
217

最近売った米国株式〜NVIDIAを少し売った

6月13日最新

今週はNVIDIAを少し売りました。NVIDIAはもともと200ドル程度で買いましたが、今週は700ドルを超えて買値の3倍以上になりました。半導体はこれからも上がると思いますが、万が一「ARMの買収はやっぱり無理かも」という感じになったらモメンタムが崩れるため、ここで少し利益を確定する必要があると思いました。

また、Teslaをさらに少し売りました。Teslaの比重が大きいため、ポートフォリオのバランスをなおす意味で売りました。

メディアの論調はすでにインフレ懸念より成長株の復活です。パウエルの利上げ期待にかかわらず投資家は前よりインフレに強気になり、だんだんキャタピラのような景気循環株を避ける投資家も出てきました。ただしアメリカはヨーロッパと日本に比べて全体的に割高なので楽観はできません。

昨年の第4四半期、今年の第1四半期と第2四半期の3四半期はとてもトリッキーでした。トリッキーという表現が一番しっくりします。それは今年冬まで続くでしょう。

今年…予想がつかない相場

インフレが高まるとNASDAQはきつく下げましたが、だんだん相関しなくなり、割安株も安定して上がるという傾向が少しずつ崩れていきました。

今年の第1四半期ではインフレでNVIDIAの株価は大暴落しましたが、第2四半期になると相関が薄れて今は超強気相場になっています。Qualcommは半導体の割安株であるのに、いまだに3月から上昇していません。Wendy'sは成長割安株ですが、金利に関係なく動きは悪く、他のリテールに遅れています。

ここから下は過去の投稿(暇な人以外は読まないでください)

5月21日投稿

ポートフォリオを割安株メインにするといって一ヶ月も経っていませんが、AT&Tをほぼすべて売りました。理由はもちろんワーナーとディスカバリーの合併です。AT&Tとベライゾンは金にならないメディアを切って、本業に専念するつもりのようです。

さらにAltriaとAbbVieを全株売りました。これは単なる利益確定で、コモディティの加熱とダウ平均の上昇一服がAltriaの下げ圧力になると勝手に判断したため、一度売りました。

Coca-Colaはとんとんで全株売りました。株価の動きがあまりにとろくて、数日でストレスが爆発したからです…。

ポートフォリオをもとに戻すことにした

今年はインフレによるローテーションが進むので、NASDAQ系のポートフォリオはきつくなりますね。そこで私はテスラなどを少し売って割安株にしたわけですが、その戦略をもう一度見直すことにしました。

Coca-Colaであらためて自分が高配当株に合わないと気づきました。動きが鈍い株をもっているとなぜかイライラして不安定になるのです。テスラが暴落してもイライラしますが、それ以上にまったく動きのないコカ・コーラのほうがストレスになります。

コーラはいい株だと思いますよ。でも私の性格に合わない。ただそれだけの話です。

守りに入るとだいたいパフォーマンスがもっと悪くなることに気づいた

私は大学院生のときと、アベノミクスが始まって二年くらいのときに日本株で大損こいたことがありました。みずほ銀行と三菱商事です。

どちらも当時は高配当株で、なにかの損がきっかけで「やっぱり資産形成は配当株が中心じゃないと」と浅はかな判断をした結果、みずほ銀行が暴落して大損害を被りました。

私は日本株で何回か失敗していますが、それはいつも守りに入ったときです。素直に成長株を買っていればいいものを、動きの悪いみずほ銀行のような高配当株を買ったばかりにとんでもない損をする。

今回はインフレに対抗するために、ジム・クレイマーが好きな割安株でポートフォリオを埋めようとしたのですが、二週間くらいしてだんだん日本株での失敗が脳裏をよぎるようになりました。

今後のポートフォリオ

今までのポートフォリオが一番しっくりきます。

  • Tesla
  • Apple
  • NVIDIA
  • Square
  • Qualcomm

NIKEは売ることにしました。割高株なのでインフレの時代では危険と考えました。割高株でもボラティリティーがあればいいのです。SquareはNIKEより割高ですが、値動きがあまりに激しいため、下げ相場に入ってもボラティリティーでごまかすことができます。NIKEはボラティリティーがほとんどないので、下げ相場に入ると逃げられない。

Apple以外の4つはボラティリティーが特に大きいため、スイングトレードに向いています。インフレがどのくらい進み、NASDAQがどれだけ修正されるかわかりませんが、これらはおそらくサインカーブみたいな相場になっていくでしょう。

経験上、弱い上昇相場(例えばダウ平均)よりボラティリティーの大きいサインカーブ型相場のほうが利益になるため、Coca-Colaを買ってじっと待つよりは、イーロン・マスクの発言でコロコロ値段が変わるTeslaを売買するほうが利益になると判断しました。結局、私の行きつくところはいつもTeslaやAppleです。

いつも思うことだけど、ポートフォリオは銘柄が少ないほどいいですね。銘柄が多いと、いくら取引しても全体はほとんど増えない。

次の記事

売買記録