細胞観察で用いる酢酸オルセインなど染色液の種類と色まとめ
染色液はそれぞれ特有の色を呈する。標的器官(構造)によって染色液を選択する。
染色液 | 標的器官 | 色 |
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酢酸オルセイン | 核 | 赤 |
酢酸カーミン | 核 | 赤 |
メチレンブルー | 核 | 青 |
ヤヌスグリーン | ミトコンドリア | 青緑 |
TTC溶液 | ミトコンドリア | 赤 |
ニュートラルレッド | 液胞 | 赤 |
サフラニン | 細胞壁 | 赤 |
染色液は光学顕微鏡で細胞を観察するときに使う。無色・透明の細胞を観察するときは、ミトコンドリアなどの小器官を染色する。電子顕微鏡では行わない。
参考
植物細胞と動物細胞の構造と基本的な働き
中学理科と高校生物で習う顕微鏡まとめ(名称と使い方と倍率)
また、染色液によって生きた細胞も死んでしまうことがある。生きた細胞をそのまま観察したいときは染色液を使わない。
実験
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