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【センター試験漢文】高校漢文を一ヶ月でマスターする勉強法とおすすめ参考書:漢文の勉強は文法と単語が中心!

漢文に必要な知識は、文法、語彙、歴史的知識の三つです。この三つを意識しながら勉強すると、一ヶ月でもセンター漢文の八割くらいはとれるようになります!

  • 文法
  • 語彙
  • 歴史的知識

まずは再読文字などの文法をすべて理解します。これは『ステップアップノート』などの参考書を使って、正確に覚えてください。文法の知識は完璧さが求められます。一つでも抜けてはいけないし、あいまいに覚えてもいけない。

続いて語彙(単語)を100個くらい頭に入れていきましょう。漢文の単語は次のサイトにまとめてありますよ。

漢文語彙リスト(奈良大学ホームページ内)

最後に古代中国の歴史をある程度理解します。日本の漢文が出る可能性もなくはないですが、やっぱり漢文といえば中国。ただし歴史的知識は文法や単語と比べて優先順位は落ちます。

高校漢文のおすすめ参考書:ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習

『ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習』は漢文の問題集です。参考書としても使えます。

使いやすさ ★★★★★
詳しさ ★★★★★
おすすめ ★★★★★
レベル 初級〜上級

構成と難易度

再読文字、使役形…と普通の漢文教科書と同じように進みます。最初に文法の説明が右ページにあり、隣の左ページに例題がいくつかあります。次の見開きは基本問題、さらに次の見開きは練習問題となっており、だんだん難しくなっていきます。

例題と基本問題は簡単ですが、練習問題はやや難しく、センターや国立などを意識した実践的な作りとなっていますが、練習問題の難易度はセンター漢文にいくかいかないかというレベルです。

使いやすさとデザイン

本書はページにゆとりがあり、文字がぎゅうぎゅうにつめこまれているような窮屈感がありません。その点はストレスなく進められます。

書きこみ形式になっています。空欄が大きいので、文字を実際に書きこむことができます。ただ、くりかえし解きたいという人は書きこまないほうがいいかもしれない。

わかりやすさと使い方

漢文を初めて習うという方はやや文法の説明に物足りなさを感じるかもしれません。最低限のポイントはきちんと書かれていますが、例文などはすべて例題と基本問題に委ねられている感じです。本書は参考書というより問題集としての側面が強いため、学校で文法を習ったその復習として本書を使うと効率がいいです。

また練習問題が実践的であるため使い方に幅が出てきます。

  • 学校で漢文を習い、その復習と定期テスト対策として本書の例題と基本問題を解く
  • センター漢文を本格的に対策する前の準備として練習問題を解く

といった使い方が可能です。また上級者も文法をピンポイントで復習したい時は本書を有効活用できます。

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