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割り算のあまり(余り)の正しい書き方…はない

小学校や塾などで「割り算のあまりはこう書きなさい!」と言われるかもしれない。日本では

あまり

の二種類の書き方があります。つまりこんな感じ。

5 ÷ 3 = 1 あまり 2
5 ÷ 3 = 1 … 2

たぶんほとんどの人はどっちかで習う。中学受験では、私は「…」で書いていた。最近の小学校は「あまり」と教えるかもしれない。

正しい書き方はなく、どっちかで書いて、「こういうふうに教えてないでしょ!」と怒られたら、全力で「割り算のあまりに正しい書き方はない!どっちでもいいって、東京大学数学科を出たやつが言ってたぞ!」と言ったほうがいい…。

最近ルールをいたずらに強いる先生が多いみたいなので、小学校の先生はきちんと数学を勉強したほうがいいです。ルールなんかない。特に割り算もその余りも表記は国際的に一定しない。数学はそういうのが多い。

他のウェブサイトでも、「割り算の正しい書き方はこうだ!」と言っている人がたくさんいるけど、うそうそ、全部でたらめ。そういう情報はいたずらに広げないでほしい。数学をやってきた人間として言えることは、正しい書き方なんかないということだけ。

おわり

この表記問題がどれだけあいまいか、割り算の÷記号だってそうです。÷と書いてもいいし、/(スラッシュ)と書いてもいい。むしろ私はスラッシュのほうがいいと思っているので、日本の÷という記号には非常に違和感がある。

なので、スラッシュ記号を書いて怒られたら全力で怒りかえしていい。「知らないの?÷を使ってない国もたくさんあるし、そもそも日本の数学の本にもスラッシュが書かれるんだよ、先生なのにそんなことも知らないんだ」と先生に知識を教えるべきです。

全体的に、公立小学校と中学校の先生は数学の知識をほとんどもってない。全国をまわって先生に指導したい。

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