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地軸の傾きと四季の原因(緯度と昼夜の長さの関係をわかりやすく図解)|中学受験理科

地球は自転していますが、その軸(地軸)は傾いています。その角度は23.43度です。

図1:地軸は公転面に対して23.43度ずれている。

公転面に対して地軸が傾く

太陽の周りを地球が回っている図はよく出てきますが、地軸がどちらに傾いているか気をつけてください。まずは上図のように地軸が右に傾いている図を覚えましょう。そして地球は反時計回りに動くとします。

重要:地軸が右に傾いて、反時計回りに公転する図を覚える

必ず「右、反時計回り」です。左に傾いている図が出てきたら、それはひっかけ問題の可能性があります。

四季の順番

地球は反時計回りに動くので、12時、9時、6時、3時の順です。日本の四季はこの順番に春、夏、秋、冬となります。

地球の位置 北半球(日本)の四季
12時
9時
6時
3時

緯度と昼夜の長さ

下図を見てみましょう。夏は地球が左、太陽が右にあります。太陽の光はいつも地球の右半分に当たっていますね。

北半球は夏で昼が長くなる

地軸が右に傾いているので、日本などの北半球の国々は昼が長くなります。逆に南半球は夜が長くなります。

つまり緯度が高くなれば昼は長くなり、北極では昼しかない状態になります。緯度が0の場所、つまり赤道は昼夜の時間が等しい。

北半球では緯度が高くなると昼が長くなる

昼が長くなればそれだけ温度が高くなるため、季節は夏になります。

上図がわからない時は地球を切断した図を考える

上図を見ても、地球が太陽に対して左側にある時、北半球の昼の長さが長くなる理由はよくわからないと思います。そこで地球を下図のように切ってみましょう。

地球の切断面は円である

切断面は円です。その円の円周は、右が赤色の昼、左側が青色の夜になっています。赤色と青色の境界に緑色の点線が描いてあります。この緑色は昼夜の境界を表しています。

自転の向きに気をつけよう

公転面と昼夜の長さの図を見るときは必ず自転の向きに気をつけてください。公転と同じく反時計回りです。

☆公転も自転も反時計回り

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