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エッセイ 教育

テレビ局は戦国時代と幕末のループ再生をやめよう:歴史番組はいつまで明智光秀や坂本龍馬の周辺をほじくるのか?

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テレビ局は信長、秀吉、家康、そして明智光秀が大好きで、次に坂本龍馬や新選組をほじくる。テレビの歴史番組はこんな感じに進む。

信長

坂本龍馬

秀吉

近藤勇

家康

木戸孝允

明智光秀

西郷隆盛

前田利家

つまり戦国時代と幕末を永遠にループする。まるでビデオの録画再生のように。もちろんそれでは消費者も飽きるから、白洲次郎や田中角栄、源義経や聖徳太子みたいな人を小出しにするけど、基本的に戦国時代と幕末をループしている。

テレビ局が放送するべきこと

前回の記事で教養はテレビの役割と言った。テレビはまんべんなく知識を啓蒙するべきだが、ほじくっていないテーマは実は山のようにある。例えばイギリスの植民地支配とか、ローマ帝国の没落とか。

信長は偉人だけど、信長時代の歴史はもううんざり…という視聴者はたぶん多い。だけど神聖ローマ帝国の歴史はそんなに扱っていない。テレビはこうしたギャップを埋めて、放送の価値を再認識するといいかもしれない。

重要なポイントは、ローマ帝国やフランス革命、あるいは室町時代の初期や蘇我氏みたいな微妙に慣れていない歴史をどうエンターテインメントにするかだけど、信長をほじくりまくるよりは実は簡単だと思う。

よく考えると蘇我蝦夷という人は日本史をけっこう変えているのに、蘇我と物部の対立はなかなかドラマにならない。でも実は漫画ではある。それが「日出処の天子」。「日出処の天子」は山岸凉子の作品で、日本の女性向けコミックでは最高峰です。ちなみに私は

が歴史に残る女性漫画だと思っています。なのでテレビ局は山岸凉子原作「日出処の天子」を次の大河ドラマか連続ドラマにしてください。女子大生の胸キュン物語より 1000 兆倍は面白いし、なにより教養になる。

追記:学生は「メタモルフォシス伝」を読もう

今回の記事とずれるけど、ドラゴン桜よりも山岸凉子「メタモルフォシス伝」のほうが東大受験生に向いている。私自身、東大の受験前に読んでいた。東大に入るしかないというプレッシャー、どうしても成績が上がらないいらだち、みたいな感情がうまく描かれている。

特に開成生は読むべきかもしれない。当時読んでいるのは私だけで、ほとんどの人は江川達也の東京大学物語に夢中だったけど、医学部受験生はメタモルフォシス伝のほうが合っているよ。「受験なんて失敗してもその後の人生どうにかなるんだって…」みたいな悟りもきっと開けるし、なにより受験のプレッシャーから解放されるでしょう。

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