エッセイ 教育

大学に行きたくない大学生はどうするべきか?朝がつらい、友だちが少ない、大学に行く意味がないと思うときの対処法

「大学生ですが大学に行きたくないです。どうすればいいですか?」といった質問を受けたので、ここで回答したいと思います。たぶんほとんどの大学生は大学に行きたくないので、そういう気持ちになったとしても変に落ちこむ必要はありません。

まず大学に行きたくない理由をリストにしてみましょう。これは一人ひとりにやってほしいことです。

問題を解決するときは、問題の原因や背景を紙に書くことをおすすめします。今回は上のそれぞれにおいて、どんなふうに対処するべきかを考えます。

大学に行きたくない大学四年生はだいたい朝が苦手

と私の周りでは言われていました。三年生以上になると、大学の環境と雰囲気にだいぶ慣れています。引っ越したばかりの孤独とか、授業を受けてもしょうがないとか、そういう気持ちはあまりない。

「大学行きたくねえ〜」なんて鼻をほじっている人はだいたい朝が苦手。遊ぶことが日常になっている人は朝六時と聞いただけで吐き気がするようです。深夜活動が長くなっても朝が苦手になります。

さしみ(ACイラスト)

朝きつくて鬱になりそう…という人は、丸一日起きていることをおすすめします。そうすると次の日は夕方頃から睡魔に襲われるので、その次の日に早朝目覚めることになる。これで解決。

結論:24 時間起きる

友だちが少ない

友だちが少ない人は大学以外のところで友だちを作りましょう。大学のサークルに入っていないなら、ゆるそうなサークルに入るといいですね。「ゆるい」というのがミソ。

「あ〜もう大学やめたい」と思う人はたぶんハードでストイックなサークルは合わない。ほとんどの部員が幽霊部員のサークルに入るのです。私も入っていましたが、入っていることすら忘れていました。

友だちが少ないから大学に行きたくない、という人はたぶん「あの人たちはいつも群れているけど、自分はいつも一人ぼっち」という境遇がつらいのかもしれない。もしそうなら、選択科目を変えるか、同じく一人ぼっちの人に声をかけるかしてみよう。

ウェブで調べると「友だちが少ないから大学に行きたくない」と困っている人がたくさん出てきます。だったら当人たちが友だちになればいいのにと思ってしまいますが、そのくらいこの問題はよくあることだと考えると気が楽になりませんか?

参考:学校に行きたくない中学生はどうすればいいか?

ひょっとしたらあなたの近くで座っている人も、あなたから声をかけられるのを待っているかもしれません。

教室に嫌な人がいる

選択科目なら、その学期だけの付き合いになるので我慢してください。何年もその人と一緒にいることがわかっているなら、徹底的に避けるしかないですね。特に医学部は人数が少ないので、人間関係が濃密になってそういう状態になりやすいとか。

親友と呼べる人や学内に恋人をつくると、嫌な人がいても平気でいられると思います。大学生活がつらい人はとにかく恋人をつくってください。大学は人生で一番自由な時間で、一生の思い出になる時間です。できるだけハッピーな人間関係をつくってくださいね。

授業がつまらない、やる意味がない

「こんなの勉強してなにになるんだろう…?」という気持ちは代表的な大学あるある。学問が多様化している分、直接的にはまるで役に立たないものを強制的に学ぶはめになる。で、大学に行きたくない病にかかる。

「授業がつまらなくて耐えられない!」というときは授業中に内職してください。それも許されない授業はそもそも受けるべきじゃないけど、そういうときはなるべく家に持ち帰らないようにしましょう。期末にレポートを出すことがわかっている場合、しかもテーマがわかっているときは、授業中にコツコツレポートを仕上げる。

大学のレベルが低くて、行く意味を感じない

大学のレベルが低くても、大卒と高卒ではその後の人生はまったく違うものになります。大学を辞めたら確実に後悔するでしょう。おそらく死ぬまで悔いることになる。

よく「大学に行く意味がないと思ったら、潔く大学を辞めるのはアリ」と言っているブログを見かけるけど、無責任きわまりないと思う。大学は絶対に辞めてはいけない。どうしても辞めたいなら大学の編入を考える。ドロップアウトは想像している以上にきつい。

あと、大学のグレードをあげても意味がない。今は全入時代なので大学の差は思っているよりもない。だからとりあえず大卒の身分はゲットしてくださいね。

行く意味を感じないという理由で大学に行きたくない人はかなり多い。コンプレックスはなんの意味もないし、比較することも意味がない。もしコンプレックスを解消したいならいい大学院に行くか、いい資格をとりましょう! そういう夢と目的があったら、大学生活もメリハリがつくようになります。

将来が真っ暗でなにもする気が起きない

就職難とブラック企業という言葉の拡散で、将来に自信がもてない人が増えているようです。「勉強しても将来はどうせ真っ暗」と思ったら、大学に行きたくない病にかかってもおかしくない。

こういうときは伝家の宝刀「恋人」です。恋人を作ればそういう気分も解消すると思います。あと、気分があまりにもどんよりしていたら、休みの間に長期旅行することをおすすめします。

実のところ、将来はどうなるかわからないんですよね。経済規模で日本は中国に抜かれて、技術的にも差がついている。そもそも先進国全体が割とお先真っ暗な感があります。だから今あれこれ考えてもなにもならないんです。なるようにしかならんのです。

サークル活動が面倒

私は幽霊部員しかいないサークルにいたので、ストイックなサークルの実態はくわしくないけど、義務じゃないものをまともにやる意味はないです。面倒なら抜ける、それだけです。

もしサークルが生活の中心になっていたら本末転倒です。サークルでなく、勉強が大学に行く目的です。

ここからはそもそも論になってしまうけど、タフじゃない人は、サークルはやる気のない部員がたくさんいるところに入るべき。大学に行きたくないと思うほどサークルがつらい人は、とりあえず幽霊部員になってみてはどうでしょうか。

meimi(ACイラスト)

また、部活が嫌いな人はさっさと辞めようと同じ内容になりますが、先輩や顧問が無駄に厳しいサークルはさっさと辞めよう。怒る必要がないのに怒る先輩がいるようなサークルはたぶん、ろくなものじゃない。

一人暮らしに耐えられない

大学もポスターとかを貼って注意喚起しますが、大学一年生は一人暮らしでけっこうつぶされるので気をつけたほうがいいです。大学一年生の大学に行きたくない病はだいたいこれが原因かも。

一人暮らしは誰もが通る茨の道なので、ふんばってくださいとしか言えない。寂しいときは友だちと夜ふかしするとか、みんなで泊まるとか、そういうイベントを立てるといいと思います。

一人暮らしの苦痛で大学に行きたくないと思うのはちょっと極端。三ヶ月くらいは大変だと思うけど、そこからは慣れるので、ぜひがんばってくださいね。

終わりに

大学に行きたくないという気持ちは悪いことじゃないけど、原因をきちんと探ることは大切。「なんとなく行きたくない」というふわっとした感じから、苦痛の原因(または場所・人)を理解している状態にしましょう。

大学に行きたくないからといって辞めたら大変なことになります。大学を辞めて本当の自分を探す…といった感じの話は甘い罠で、大学中退は堕落の始まりにしかならない。

一人でも自分に似た友だちを見つけることが、結局は一番いいかもしれない。これを授業中に読んでいたら、一人で座っている人に声をかけてみるといいですよ!