ROE(自己資本利益率)の定義と意味

ROEは日本語で自己資本利益率といいます。単位はパーセント。日本証券業協会による自己資本利益率の定義は以下のようになっています。

自己資本利益率(ROE) 実績ROE $=$ 当期純利益 $\div$ 株主資本 $\times$ 100

株主資本である点に注意してください。純資産ではなく株主資本です。定義に純資産を掲げているウェブページがありますが、日本証券業協会のこの定義を参考にしたほうがいいでしょう。

資本は会社の本来の持ち分。本来の持ち分からどの程度の利益をあげられるか、という尺度がROEになります。具体的に計算してみましょう。

株主資本が1000万円で、当期純利益が250万円だった。ROEはいくらか?

ROE $=$ 250 $\div$ 1000 $\times$ 100 $=$ 25%

借金をたくさんして資産に対する資本の割合を下げればROEは高くなるか?

資産が増えれば増えるほど多くの利益を出せると考えられるので、たくさんの借金を抱えて自分の本来の持ち分を超えた資産を持ち、回転させて利益を生んでいけばROEは高くなります。

ただし負債の割合が高くなればそれだけ倒産のリスクも高くなります。事業がうまくいって売上と利益がきちんと出れば、負債を返済し、負債から発生する利息も払うことができますが、事業がうまくいかなかったらあっという間に現金が底をつくでしょう。

事業が成功する確率と負債の割合は常に天秤にかける必要がありそうです。