総合的研究数学Ⅰ+Aの評価と使い方
投稿 まさる さん
評価 ★★★★★
高校数学の問題集といえば言わずもがな大定番の「チャート式」があります。僕も書店でチャート式を一度手に取りましたが、解答に省略部分が多く、初学者には向いてないと感じました。
その難点を払拭する、チャートに代わる新たな定番がこの「総合的研究」です。
チャートとは違い、解答がとても細かく丁寧です。省略してる箇所はほぼないと言っていいでしょう。
また、問題の前にはしっかりと著者による学習内容の解説があり、学問の肝である「なぜ?」という疑問、知的好奇心にもしっかりと答えてくれます。
講義風の語り口調もある点も読みやすく長所だと思います。
基本からの解説と、丁寧な解答。この二つの点から、初学者から数学を極めたい人までに必要なポイントを一冊に詰め込んだ究極の数学参考書と言えるでしょう。
ただ、これだけでは問題演習が足りないので、コレをこなしたら網羅式でなくて構わないので繰り返し解ける薄めの問題集を買って分野別に演習を積んでおくと、どんな数学の問題も怖くないと思います。
著者 長岡亮介
出版社 旺文社
ページ 223p
ISBN 9784010377017
匿名希望のエッセイ
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総合的研究数学Ⅰ+Aの評価と使い方
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