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美しいノートやまとめノートは勉強にいらない:図を定規で描く人は絶対に成績は伸びない

ノートは教科書に書かれていないことをメモったり、頭で処理できない知識を整理したりするときに使います。結局のところノートは問題用紙の余白程度の存在価値しかなくて、いくらきれいなノートを作っても意味がない。まとめノートを作っても無駄です。そんなものを作るなら、まとめる予定の知識をずっと音読していたほうが効率いい。

きれいなノートを作るのは無駄

ノートの美しさにこだわってしまうと想像力が削られます。算数や数学の授業で定規を使う人はたいてい数学ができないけど、それは定規が想像力を破壊するからです。アインシュタインはアパートの部屋の歪みが気になって、その歪みが夢に出てくるほどストレスだったらしいけど、そのおかげで相対性理論が生まれたという話があります。本当かどうかはわからないけど、もしきれいな線しか見ていなかったら相対性理論は生まれてなかったかも。

汚い線も、不細工な立体図形も、それはそれであなたの脳みそを刺激する。脳みそはその汚い図を補正してきれいな図にします。この補正作業がめっちゃ重要なんですよ、本当に。これが得意な人は抽象的な概念を図形のように認識します。そしてこれが数学が得意になるコツの一つです。

そういうわけだから、定規を使ってきれいな図を描けと教える小学校や塾の先生は脳なしアンポンタンです。そんな人の言うことを聞く必要はないし、先生はそんなふざけたことを指導しちゃいけない。

話がちょっとずれたので戻すと、きれいなノートを作ったとしてもその後の勉強の効率が上がるかどうかはわからない。ノートの美しさが効率につながるとはほとんど考えられない。なにより、きれいにしなくていいものをきれいにするための時間がもったいない!

きれいなノートを作るデメリット

  1. 時間が大幅に削られる
  2. 効果がわからない
  3. 想像力が損なわれる

きれいなノートを作る前にこんなことを自問自答してください。

  1. 今、脳は働いているか?
  2. 将来、今書いているものを何回も見るか?

きれいなノートを作って自己満足に浸る勉強は最悪です。ノートの世界にひたるんじゃなくて、ノートと脳のコミュニケーションを創造してください。ノートに文字を書きながら考えるのが勉強です。あるいはサッと書いたノートを見てなにかを覚えるのが勉強です。

きれいなノートを作るのは勉強に集中していない証拠です。本当に集中していたらきれいな図を書く余裕なんてない。試験時間が残り5分というときに定規を使うバカはいない。普段の勉強もそのくらいせっぱつまった感じでやってください。しつこく言いますが、本当に集中して勉強している人はゆとりがないから四色ボールペンや定規を使わない。

まとめノートを作るのは無駄

きれいなノートの代表がいわゆる「まとめノート」。まとめノート制作はこの世で最も効率の悪い、高コスト低品質の勉強です。

私の妹はとてもきれいなまとめノートを作る人でした。ノートに線をひくときは定規を使い、汚い字はすぐに消しゴムで消す。それを各教科でやろうとするから、まとめノートを作って勉強が終わってしまう。だから、まとめノートを作るだけで期末試験の対策が終わる。

当然、成績はいつもダメです。

単語カードを作っただけで見ないという経験を多くの学生は一度経験していると思います。あれをもっとダメにしたのがまとめノート。

教科書に書いてあることや先生の言ったことをまとめることにどんな意味があるのか?

ない。

な〜んもない。

教科書や参考書や問題集があるのに、あえてまとめノートを作って整理する意味ってなんだろう?

必要に応じてメモをとり、頭の中で知識を整理すればいいものを、なぜわざわざ時間のかかる「まとめ作業」を選ぶのか?

それは、勉強が嫌いだからです。まとめノートが自己満足の遊びであると自分自身でわかっているからです。遊びだから熱心にとりくむんですね。妹は勉強が大嫌いで遊んでばっかりいる典型でしたが、そういうタイプはまとめノートを作ろうとします。

勉強の目的を失った自己満足の作業はすべてムダです。作業は作業でしかなく、創造的な思考は働いていないから。まとめノートに100時間費やした人は99時間をドブに捨てています。成績を上げたい人がまずやらないといけないのは、教科書に書いてあることをいちいちまとめたノートを捨てること。まとめノートを作っているかぎり、東進ハイスクールに通ってもサピックスに行っても成績は伸びない。頭がよくなることも絶対にない。

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