投資 銘柄研究

ムーディーズ(Moody’s)の株を全部売った〜SquareとPayPal以外の金融株はおしまいです、さようなら

昨年の失敗はMoody'sを買ったことでした。素直にRokuを買っておけばいいのに、あえてMoody'sを買ったのはなんでだろう?Moody'sはいい株ですが、もっといい株は大量に転がっているので全株売りました。

タイトルは悪意があるように見えるかもしれないけど、SquareとPayPal以外の金融株はもうだめだと思ってきました。もうおしまいです。さようなら。あくまでも個人的な憶測なので、あなたがいくらウェルズ・ファーゴとかJPモルガンをもっていても気にしないでください。

ウェルズ・ファーゴ

昨年、私は一時的にウェルズ・ファーゴを買おうと悩んでいましたが、結局買いませんでした。ウェルズ・ファーゴの代わりに買ったのがMoody'sです。今回はウェルズ・ファーゴを買わなくてよかったという話をします。

金融株に絶望した理由

海外送金は最低のクソビジネスだったわけだけど、Squareのおかげで銀行は誰からも相手にされないゴミカスになりました。海外送金なんてやっている銀行はもうおしまいです。そもそも海外送金は社会的弱者になりやすい移民の懐を狙った、まさに銀行らしいえぐい商売なわけです。アプリによる送金は銀行という資本主義の強者から弱者に富を移す役目を担っています。

もはや銀行は会社に金を貸して金利をもらうという原始的なビジネスしかできず、しかも低金利の時代になったのでサービス業のような付加価値の低い商売になった。なんとかするには合併しかやることがない。そして証券会社はネット証券やロビンフッドなどのベンチャーのせいで薄利多売のビジネスを強いられる。銀行と証券は社会をカモにしてきましたが、これからはカモにされる番ですね。さようなら、ウェルズ・ファーゴ。

Visaも厳しいかもしれない

SquareやPayPalはもちろんフィンテックの分野を伸ばしているし、StripeもAffirmも違う角度から攻めています。ピーター・ティールはPayPalとVisaは共存共栄だと建前を言っていますが、SquareもPayPalもVisaとMastercardの独占を壊すに足る仕事をしています。Cashにクレジットカード不要の割賦支払い機能が入るかもしれないし、ビットコインを使った決済が今後より普及してくればSquareとPayPalはVisaを破壊するかもしれない。

Visaはすばらしい株ですが、だんだんVisaすらもきつい気がしてきました。Visaがダメなら金融株は(Squareなどのフィンテックをのぞいて)全部ダメです。

バフェットはすでに金融株を選別して、ダメなものを見捨てている

バフェットはゴールドマン・サックスを2020年6月期までに全部売り、JPモルガンも相当売っています。バフェットは昨年いろいろな失敗をおかしているので、バフェットはもうおわりだとバカにするバカが増えていますが、バフェットはまったくボケていません。

日本のツイッターを見るのは嫌でしょうがないですが、昨年の3月ショックのときは情報収集のために見ていました。米国株の日本人ブロガーが「これはリーマンショック以上だ」「世界恐慌以上だ」と騒いでいたのを覚えています。死ぬ前に株を売らなきゃあかんと吠える人がいて、私もさすがに不安になって一睡もできない日もありました。

一方でバフェットは「リーマンショックのようなものにはならない」と訴えていました。金融システムは壊れていないから、暴落は一時的なもの、例えば1987年10月のようなものになるだろうと言っていました。実際そのとおりになった。

私は昨年株を売らず、3月はひたすら買っていました。それはバフェットの意見を信用したからです。実体経済は一時的にボロボロになっても金融市場に問題がなく、Fedもきちんと対処するという確信がバフェットにはあったのかも。

もともとバフェットは金融株を好んでいましたが、今はAppleが彼のポートフォリオの半分を占めています。金融株が好きな投資家ですらウェルズ・ファーゴ、JPモルガン、ゴールドマン・サックスを売っているのです。金融株はもうゾンビなのかもしれない。金融株に残された道はエクソン・モービルのような配当金回収マシーンです。なので配当金をあまり出さない銀行株はもう終わりです。

銀行株=人類のATM