SNS という言葉は外国にない。日本のメディアが勝手につくり、日本人が勝手に拡散したこの単語の意味を伝えたいときは、アメリカ人とイギリス人は少なくともソーシャルメディアという。
SNS という言葉は外国にない。日本のメディアが勝手につくり、日本人が勝手に拡散したこの単語の意味を伝えたいときは、アメリカ人とイギリス人は少なくともソーシャルメディアという。
ソーシャルメディア social media は世界共通の言葉で Facebook などのアプリケーションやビジネスの概念を意味する。
SNS も同じような意味をもち、SNS とソーシャルメディアの違いはない。むしろ違いをつくるのは根本的におかしい。ソーシャルメディアという概念を輸入してつくった言葉が SNS だから、そもそも違いはない。
「SNS とソーシャルメディアの違いをくわしく解説」
「SNS とソーシャルメディアは違う」
といった記事はすべて間違い。
ソーシャルメディアはソーシャルメディアだから、ソーシャルメディアと呼べばいい。なぜわざわざ変える?
変える必要がどこにある?
世界中がソーシャルメディアをソーシャルメディアと呼ぶのだから、日本もソーシャルメディアと呼べばいい。ただそれだけの話なのに、なぜ…。
私にはわからない。もうつくづく、わからないことだらけだよ。
私は何年もずっとソーシャルメディアという単語を使ってきましたが、この奇妙な国から SNS が消える日はたぶんこない。
コンセントもモデルナも。どうして英語圏の人はモダーナと発音するのに、わざわざモデルナと呼ぶ?
私にはわからない。もう本当にわからない。
日本の同調圧力は言語まではびこり、大企業もメディアも世界とずれた概念を修正しない。その頑固さも、日本をわざわざニッポンと言うようになったテレビ局のゴリ押しも、私には理解できないし、いかなる経緯にもまったく興味はない。
…
こうした記事を書く気力はもうほとんどなく、諦めはすでに無視に達して執筆が苦痛でしかたない。