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銀行と証券会社の窓口でうさんくさい投資信託を買ってはいけない

銀行や証券会社の窓口で変な投資信託を勧められたらすべて断ろう。理由は2つ。

手数料は販売(買付)手数料と信託報酬の2つがあります。販売手数料は投資信託を売る証券会社に払う費用、信託報酬は投資信託を運用するファンドに払う費用です。

窓口で投資信託を買うと、場合によっては3%近い販売手数料をとられます。日経平均の年間チャートを見れば、3%という値がどれだけきついかわかるでしょう。投資信託によっては販売手数料を回収するまで一年以上かかるでしょう。

次に信託報酬ですが、窓口が勧めるものはほぼすべて高いと思ってください。具体的には年間1.5%を超えるものは高い。人気の商品、例えば世界最大のETFであるSPY(SPDR S&P 500 ETF Trust)の信託報酬は年間0.09%です。これが通常の手数料であり、0.5%を超えるものは割高と考えてください。

また、窓口が勧める商品はたいてい複雑です。特定の条件にかぎって配当金が出るもの、「変動」「リバース」といった不思議な言葉がついているものはたいてい危険です。なぜファンドは複雑な商品を作るのでしょう? それは、わかりやすいものは売りにくいからです。日経平均株価に連動するファンドを新しく作ったとして、誰がそれを買うでしょう? すでに日経平均株価に連動するものはあるのです。

複雑な金融商品はリスクとリターンがわかりにくい。それどころかリスクのほうが高いものがほとんどです。複雑さとリスクはたいてい比例すると考えてください。そして面白いことに、複雑なものは手数料が高く、シンプルなものは手数料が安く人気になる傾向があります。

銀行と証券会社を無条件に信用してはいけない

銀行や証券会社の営業が勧める投資信託は「一定の知識がある人は絶対に買わない投資信託」で、銀行と証券会社は金融の知識がない人に商品を売りつけて儲ける組織です。

「いや、あのお姉さんがそんなひどいものを売るはずがない!このパンフレットにも有名な証券会社が運用するって書いてあるし!」

と思う人もいるでしょう。しかしひどいものを売るのが金融機関なのです。正直者が痛い目にあう世界が資本主義。受付のお姉さんがペコペコ頭を下げたところで商品はよくならない。

SPYを知らない人はこの世界最大の商品を調べよう。SPYに投資することはアメリカを代表する500社に分散投資することと同じです。日本のブロガーはVanguard S&P 500 ETFという似た商品をよくあげていますが、信託報酬がわずかに違うだけでだいたいは同じ。

ETF Databaseより

上の表はETF Databaseの投資信託時価総額ランキングです。SPYの他にQQQという商品がありますね。QQQは成長株中心の投資信託で私も一時的にもっていました。SPYやQQQを勧めているわけではありません。投資はすべて自己責任で、金融の知識がない人は投資などしてはいけない。

結論:営業の話を聞く前にETF Databaseにある代表的な投資信託を調べよう