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QQQを売った理由と米国株式の予測〜今浮かれている人は将来破産します

QQQを売りました。NISAにあるものも全部売ったので、株以外に残っているものはゴールドのみになりました。米国株式の予測を適当に書きますが、すべて個人の憶測なので、あてにしないでくださいね。

米国株式は上がると思います。だいたいのファンドや証券会社は今の水準を危険だと認識しています。いつ暴落が起きてもおかしくない。例えばShiller PE Ratioは今日の時点で35.03倍で、歴史的にありえない水準まできています。

出典 Shiller PE Ratio - multpl.com

上のサイトは定期的にチェックしてください。このグラフを見ないで米国株式を買った人は、試験科目を知らないで受験会場に行く人とまったく同じですよ。Twitterでもこのデータを頼りに、今はバブル相場で危険だと説いている人がいます。そういう人はたいてい「Federal Reserveが紙幣を供給してるからバブルじゃない」と反論される。

日本のブログを見ていると、アメリカの株式に投資しようとすすめる人がずいぶん増えてきました。しかもこの一年で。そしてインデックス投資をすればいいとか、QQQがいいとか、そういう議論をほざく人間も増えてきました。QQQはだいぶ安全な投資先ですが、これに依存している人があまりに多いので、今は相当危険な水準に達しているんだなとつくづく思います。

ドットコムバブルのときの文献を見ると、例えばピーター・ティールのゼロ・トゥ・ワンを見ると、シリコンバレーにいる傲慢な自称経営者が金を集めて浮かれるような時代に、NASDAQが猛烈な勢いで上昇していることがわかります。テクノロジーがすべてを変えるから今の相場は正しいという認識があったのかも。リーマンショック前は、低所得者も簡単にローンで家を買えるような状況が当たり前だという認識があったのかも。今はFederal Reserveが金を刷ってるから、2023年までバブル相場が続くという認識があるのかも。

複雑な経済の一つの側面を切りとって、そこに足がかりを見つけて相場傾向を確信するという状況はずっと変わらない。確かに金が供給されているから株式市場も潤うと考えられますが、じゃあなぜQQQが今後も無難に上がっていくと確信できるのか?2000年以降、NASDAQは数年間相当苦しみました。ひょっとしたらそういう時代がくるかもしれませんよ。

一部のブロガーがエクソン・モービルをバカにしていますが、そのエクソン・モービルが3倍になって、マイクロソフトの株価が半分になるかもしれませんよ。その時QQQはどうなるのか?

ついでに言っておくと、私はエクソン・モービルの株はもっていないし、マイクロソフトの株をもっています。テクノロジーに偏重しているので、NASDAQが上がってくれないと大変なことになります。それでもエクソン・モービルの株価が高騰する可能性は十分にあると思っています。

QQQを売った理由:マーケットローテーション

マーケットローテーションが2021年の鍵です。ホットなセクターとクソなセクターはいつもあって、今月はエネルギーが上がってテクノロジーが下がったから、来月は反対にテクノロジーが上がってエネルギーが下がるだろうという予測はよくします。

このマーケットローテーションは2020年の秋にダイナミックに起きました。ウェルズ・ファーゴの株価は22ドル付近で反転し、一気に30ドルまで上昇しました。銀行株はうんこという常識を破って、JPモルガンなどの大型銀行株は総じて良好なパフォーマンスをあげました。その一方でテクノロジー、特にマイクロソフトなどの超大型株は低迷しました。インデックスを買うとこうしたローテーションを考えなくてすみますね。

ここからは勝手な憶測ですが、2021年はより細かい粒度でマーケットが分断し、勝ち組セクターと負け組セクターが生まれてくると思っています。そしてQQQに入っているものの半分は負け組に入ることになると確信したのでQQQを売りました。テクノロジーはApple、NVIDIAなどの半導体、そしてTeslaなどの製造業系が勝ち組に入り、ソフトウェアやクラウドなどは負け組に入ると考えています。例えばMicrosoft、Google、Facebook、Adobe、Autodesk、Fastly、Datadogなどは比較的パフォーマンスが良くないと個人的に思っています。QQQが銘柄をガラッと変えないかぎり、昨年のようなパフォーマンスは期待できないかも。

今浮かれている人は破産します

金を刷っているから、クラウドとデータが世界を変えるから、という理由でアメリカのインデックスがバブルになっていい理由はない。バブル相場はバブル相場でしかない。

少し前に株を始めて浮かれている人は、今のアメリカが長期的な上昇相場にあって、その期間だけしか見ていないからです。あなたは2000〜2012の相場をきちんと見ましたか?1929年から第二次世界大戦までの相場を見ましたか?ジミー・カーター時代の不況を知っていますか?

アメリカは低成長時代に入っています。しかもムカつくことに中国が他国の知的財産を奪って製品を開発しているので、クリーンテクノロジー市場を中国が破壊しつくす可能性が十分にあります。つまり15年前のクリーンテクノロジーのバブル崩壊がもう一度くるかもしれないわけですね。そうなるとTeslaもEnphaseもダメになるかもしれない。

なにが言いたいかというと、今は浮かれている状況じゃないということです。むしろ今年は一番危険な相場で、浮かれている人は破産します。供給された金は株式市場以外の市場に流れる可能性を考慮しよう。例えばコモディティ、原油、大豆、金、銀、産業用金属のほうがパフォーマンスがいいかもしれないですよ。私は銀のほうがQQQより優れている可能性があるとちょっと思っています。

一番愚かなポートフォリオは現金のみのポートフォリオで、これはほぼすべての日本人のポートフォリオです。なのでQQQを買った地点でだいたいの人間よりは快適に生きていけるチャンスがあります。QQQ、というよりNASDAQに対する絶大な信頼があるのは、ある程度株式をかじって経済をわかった気になっているからです。知ったかしている人のブログ記事を読んで、なるほど!QQQを買っておけば人生安泰なのね!!なんて考えちゃいけない。最近そういう発言が目につくので、この記事を書きました。

3倍レバレッジインデックスを買おうかな…と思ったら、あなたはもう破産へ一歩踏み出しています。QQQを買うだけでは飽きたらず、もっとレバレッジをかければ一気に資産が増えると考えた時点で、知ったかぶり脳があなたを破産の道に誘っているのです。