酸化アルミニウム(アルミナ)の性質と酸・塩基との反応

2016/7/18

Shinichiro Sakamoto

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酸化アルミニウム(アルミナ)はアルミニウムの酸化物で、両性化合物として酸とも塩基とも反応する。

ルビーとサファイアは酸化アルミニウムである。酸化アルミニウムは融解塩電解によって純度の高いアルミニウムになる。融解塩電解では酸化アルミニウムを融解するが、酸化アルミニウムの融点は極めて高いため、氷晶石(Na3[AlF6])を入れて融点を下げる。

テルミット反応

アルミニウムと酸化鉄を混ぜて燃焼させるとテルミット反応という反応が起きて、大量の光と熱が放出される。

2Al2 + Fe2O3 → 2Fe + Al2O3

アルミニウムは酸化し、鉄は還元される。

酸・塩基の反応

Al2O3 + 6HCl → 2AlCl3 + 3H2O
Al2O3 + 2NaOH + 3H2O → 2Na[Al(OH)4]

工学的利用

金属以外の物質を固めたものをセラミックスという。セラミックスに酸化アルミニウムなどを加えたものをファインセラミックスという。酸化アルミニウムはファインセラミックスに使われる代表的な物質である。

参考

高校化学で習う両性元素(アルミニウム、亜鉛、スズ、鉛)の性質と反応
塩化水素の性質と製法
水酸化ナトリウム水溶液を入れると沈殿する金属イオン一覧

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