亜鉛の両性元素としての性質、化合物、錯イオン

亜鉛(Zn)は原子番号30、12族4周期の遷移元素。2価の陽イオンになりやすく、両性元素として酸・塩基両方と反応する。

項目 Zn
原子番号 30
12
周期 4
電子殻 2 8 18 2
原子量 65.4
分類 遷移金属

亜鉛の反応

亜鉛は両性元素であり、酸・塩基と反応する。

Zn + 2HCl → ZnCl2 + H2↑ Zn + 2NaOH + 2H2O → Na2[Zn(OH)4] + H2

亜鉛の酸化物も酸・塩基と反応する。

ZnO + 2HCl → ZnCl2 + H2O ZnO + 2NaOH + H2O → Na2[Zn(OH)4]

亜鉛の水酸化物も酸・塩基と反応する。

Zn(OH)2 + 2HCl → ZnCl2 + 2H2O Zn(OH)2 + 2NaOH → Na2[Zn(OH)4]

亜鉛の錯体形成

亜鉛イオン(Zn2+)はアンモニアと水酸化物イオンの両方を配位子として錯イオンを形成する。どちらも構造は正方形で、配位数は4。

つまり4分子のアンモニアまたは水酸化物イオンが、亜鉛イオンを中心とする正方形状に結合する。