高校生物 先カンブリア時代とエディアカラ生物群

カンブリア爆発によって生物が急激に増える前の時代を先カンブリア時代という。時代は地球が誕生した46億年前から5億4,000万年前。

先カンブリア時代はいわゆる「生物」が誕生した時代であり、30億年以上の歳月をかけて真核生物が生まれた。先カンブリア時代における生物の進化は次のとおり。

原始的生物

地球が生まれて間もない頃、大気に酸素はほとんどなかった。最も原始的な生物は嫌気性細菌であった。

注 嫌気性とは、酸素を要しないこと

嫌気性細菌は主に海水中に存在し、海水中の有機物を分解して生きていた。

シアノバクテリア

やがて水を使って光合成をおこなうシアノバクテリアが登場する。シアノバクテリアの光合成によって酸素が生じ、大気に酸素が供給されるようになる。

好気性細菌

シアノバクテリアによって酸素が十分に存在するようになった頃、酸素を利用して生きる好気性細菌が出てくるようになった。

膜進化

原核生物の細胞膜が内側に陥入し、核が形成されて真核生物のような生物が生まれた(という説がある)。

好気性細菌は真核生物に存在するミトコンドリアに、またシアノバクテリアが葉緑体になっていく。

真核生物の祖先にあたる生物に好気性細菌、シアノバクテリアが細胞内で共生することで、今の真核生物が生まれたと考えられている。これを細胞内共生説という。

多細胞生物

やがて単細胞真核生物は多細胞生物を形成していく。今から約10億年前のことである。

エディアカラ生物群

約7億年前、地球全体が寒冷化し、表面が氷河に覆われて全球凍結状態になる。これにより多くの生物が絶滅した。

その後、地球全体の寒冷化を乗り越えて生き残った生物は、その化石がオーストラリアのエディアカラから出土されていることからエディアカラ生物群といわれている。

しかしそのエディアカラ生物群もカンブリア紀までに多くが絶滅した。

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