高校化学で習う付加重合の樹脂一覧
付加重合とは、アルケン(二重結合をもつ炭化水素)が二重結合を単結合に変えて、分子と分子が鎖状に結合していくこと。
例えばエチレンは付加重合によってポリエチレンになるが、これはエチレンの二重結合が単結合になり、その余った結合によってエチレン同士がつながっていくことでつくられる。
高校化学の付加重合で覚えるべきもの
- ビニロン
- ポリエチレン
- ポリプロピレン
- ポリスチレン
- ポリアクリロニトリル
- ポリ塩化ビニル
ビニロン
酢酸ビニルを付加重合してポリ酢酸ビニルにする。そのポリ酢酸ビニルから各炭素についている酢酸を水酸化ナトリウムによってはずす(けん化)とポリビニルアルコールになる。そのポリビニルアルコールの各ヒドロキシ基をホルムアルデヒドによってOCH2Oにすると、ビニロンができる。
ポリエチレン
エチレンが付加重合したものをポリエチレンという。
ポリエチレンは付加重合の代表でPEと略される。コンビニやスーパーでもらう袋はだいたいポリエチレン。
ポリプロピレン
ポリプロピレンが付加重合したものをポリプロピレンという。
ポリプロピレンはPPと略される。外側がつるんとした容器はポリプロピレンでできていることが多い。耐熱性に優れる。
ポリスチレン
スチレンが付加重合したものをポリスチレンという。
ポリスチレンは他の付加重合型の樹脂(熱可塑性樹脂)に比べてもろい。発泡スチロールやCDケースはポリスチレン。どちらも割れやすいことからポリスチレンのもろさはイメージしやすい。
ポリ塩化ビニル
塩化ビニルが付加重合したものをポリ塩化ビニルという。
ポリ塩化ビニルはPVCと略される。
高分子化合物
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