慣性の法則と作用反作用の法則

慣性の法則とは、外から力が働いていない限り、静止している物体は静止しつづけて、運動している物体はそのままの速さで等速直線運動をおこなうという法則。

作用反作用の法則とは、Aという物体がBという物体に力を与えるとき、AもまたBから同じ分だけ、逆方向に力を与えられるという法則。

慣性の法則

外から力が働いていないものは静止しつづけるか、等速直線運動をおこなう

机の上に置いてある本は、その本を動かそうとしない限り、ずっとそのままの状態である。本に力が加わっていないのに本が動いたとすれば、それはたぶん目の錯覚か超常現象に違いない。

フィギュアスケートを見てわかるように、氷の上をすべっている人は、足を動かそうとしていないときはスーッと同じスピードでまっすぐ進んでいる。つまり力が働いていない運動している物体は、等速直線運動をおこなう。

作用反作用の法則

体重計に足をのせるとき、体重計は私たちから体重に相当する分の力を与えられる。私たちの足の裏が体重計に力を与えていると考えてもいい。

このとき実は、私たちの足の裏もまた、それと同じ分だけの力を体重計から与えている。

作用反作用の法則の例

高いところから落ちると、着地した瞬間足が痛くなる。着地する瞬間、足の裏は地面に大きな力を与えるが、逆に地面もまた足の裏に同じ分だけ力を与える。だからこそ着地した瞬間、足がしびれるように痛くなるのだ。

もし作用反作用の法則が成り立っていなければ、どれだけ高いところから落ちても、足はびくともしないことになるが、実際はそうではない。

高いところから落ちたときに足が痛くなるのも、物体と物体がぶつかったときに物体がはねかえったり壊れたりするのも、作用反作用の法則があるからである。