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中学生物 細胞分裂と染色体の複製

一つの細胞が二つに分かれて、それぞれが細胞になることを細胞分裂という。細胞は体細胞と生殖細胞の二種類あり、体細胞の細胞分裂を体細胞分裂という。

種類 説明
体細胞 体を構成する細胞
生殖細胞 卵子、精子など

形質と染色体

生物には「その生物がどのような生物であるか」をしめす特徴がある。例えば多くの日本人は「髪と目の色は黒で、耳あかが乾いている」という特徴をもっている。生物ではこのような特徴を形質という。

形質の例

・人種
・髪の色
・目の色
・耳あかの種類
・まつげ

生物の一つ一つの細胞には、形質を決める染色体というものが入っている。染色体は私たち一人一人の体を独自なものにしていると考えられる。

しかし染色体のすべてが形質に関わっているわけではない。

実は、染色体には「いらない部分(私たちの体のつくりに関係しない部分)」と「必要な部分(私たちの体をつくる部分、形質に関わっている部分)」がある。染色体のうち、体のつくりに必要な部分(形質に関わっている部分)を遺伝子という。

体細胞分裂のしくみ

下の図のように細胞は分裂する。黄色い塗られたものは細胞の核で、核の中に染色体が入っている。

黄色の球 … 核
赤色の線 … 染色体

染色体が複製される

細胞分裂1

染色体がひものような形になる

細胞分裂2

染色体が中央に集まる

細胞分裂3

染色体が分裂する

細胞分裂4

核が二つになる

細胞分裂5

細胞が二つになる

細胞分裂6

ヒトの染色体

ヒトの染色体は全部で46本ある。

※ヒトの染色体は中学校の範囲外。染色体の種類は常染色体と2本の性染色体を参照。

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