労働生産性を上げる方針3つと具体的な方法7つ

2018/5/24

Shinichiro Sakamoto

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日本は労働生産性が低いと言われる。今回は個人の労働生産性(一人ひとりの生産性)を上げる基本的な方針と具体的な方法を考えてみよう。まずは3つの方針から。

  • 心身を健康に保つ
  • 自分に合った習慣を身につける
  • 習慣を意識して変化させる

どれも当たり前かもしれない。しかし生産性を向上させるために必要な、そして十分な対策はこの3つである。

心と体はどちらも行動のエンジンであり、健康は最も重要である。食生活から運動習慣まで、健康を維持するために必要なことは多い。つまり長期的な健康は日々の細かい気配りに影響される。毎日ウォーキングする人はそうでない人よりも健康のはずだ。

運動

このサイトでくりかえし何度も出てくる「習慣」は生産性を上げるために必要だ。習慣は、運動、食生活、スマホをいじる時間、机に向かうタイミング、起きる時間と寝る時間、どの道を歩くか、エレベーターと階段の使用率といったあらゆる選択を数日から数週間まで平均化したものである。

例えば、夜寝る前にスマホを操作する人は睡眠障害になりやすい。睡眠障害は意欲の低下や食欲不振とマイナスの影響力をもつ。結局、習慣の蓄積が連鎖反応をくりかえして私たちの生産性を大きく影響する。

最後の方針はチャーチルが執拗に重視していた意図的な変化である。人間はつまるところ飽きる動物であり、日記がさっさと忘れられるのは飽きるからだ。面白いと思っていた頃は情熱があり、とても生産性の高い日記づくりとなる。しかし一週間後にその日記は変化を求められるようになる。

「このノートはもう飽きた。別のノートがほしい」

と言うようになって、その人はもうそのノートで日記をつけない。また新しい手帳を買って、一からやり直しだ。ほとんどの人間はいつもこの病気にかかって目標を達成しないが、それを無理やり達成させるものが会社と金である。

習慣はある程度維持させなければ効果が上がらない。しかしそれをさらに長期的に維持させようとすると、意欲や情熱が失われる。そこで習慣を意識して変化させることが必要になる。

具体的な方法

  1. 意識して行っている習慣と、無意識に行っている習慣を書きだす
  2. 無理のない計画を立てて、記録をつけながら実行する
  3. 運動する
  4. いいものを少しだけ食べる
  5. 過去と未来を考えない
  6. 節制する
  7. スマートフォンやパソコンをなるべく操作しない

意識と無意識の区別

最も大切なことは意識と無意識を明確に分けること。例えば、多くの人は歯磨きを決まったパターンで行う。それはほとんど無意識的に行われるが、悪いパターンにはまると虫歯になる。

個人の生産性が悪いときは、その人が陥っている無意識のパターンに問題がある。これは試験で悪い成績をとったときも、仕事でトラブルを抱えてしまったときも共通している。人間関係の問題も同じである。例えば、無意識で勉強しているふりをしているかもしれない。無意識で年長者を怒らせてしまっているかもしれない。無意識のパターンに気づくためには、自分を自分の専制君主にする必要がある。

自分を自分の専制君主にしよう。そして無意識レベルの悪い習慣を除去しよう。

計画しよう

能率ばかり気にしている人に計画とメモの重要性をあらためて説いたら「なにを今さら」と思われるかもしれない。しかし計画とメモの重要性は、くりかえし意識されるべき習慣の一つだ。

計画はすべての始まりである。計画を立てないでうまく実行できた人はおそらく、言われるがままのことだけをやってきただけの人だ。生産性を上げるためには、言われるがままでいい状況の人もそうでない人も、自分の行動を自分の心身に合わせて単純な反復作業に置きかえる必要がある。そのためには計画を立てる必要がある。

PDCAサイクルという概念は時代遅れのアイデアではない。体操選手もサラリーマンもとるべき普遍的なリズム学習だ。計画して結果を出す。これを意識して行うと、やみくもに実行しているときよりもメリハリのある行動がとれる。ダラダラした時間はエネルギーも人生も無駄にする。

計画と結果の間に出る差をチェックすると、もっとすばらしい成長が待っている。単にメリハリのある時間を過ごせるだけでなく、例えば一週間前と今週の結果を比べることで、習慣に眠っている問題を暴露することができるのだ。つまり計画とは、無意識で行っている悪い習慣を除去する最適な手段である。

運動と食事

そして運動し、いいものを食べよう。心身の健康は運動と食生活にかかっている。

過去と未来を考えない

過去と未来を考えないことも重要だ。例えば風呂に入っている時間を考える。同じところを2回も洗ってしまったことがあると思う。これはその日に起きた嫌なことを思い出しているからかもしれない。あるいは未来を不安に思っていたからかもしれない。

過去と未来は「考え時」がある。それは大きな決断をするときだ。例えば転職、結婚。こうした重要なイベントでは過去と未来をよく考えるべきだが、不思議なことに多くの人は短期的なことに対しては過去と未来を考えるのに、長期的なことに対しては過去と未来をあまり考えない。つまりなにも考えないで転職したり結婚したりする人は多く、その日にあった嫌な出来事をまったくふりかえらない人はほとんどいない。

過去と未来を考えているとき、その人は目の前にある仕事に集中していない。つまり生産性が低い状態にある。生産性を上げるためには、現実のみを直視する集中力が必要だ。

節制する

人間は褒美が必要だ。生産性を上げるてっとり早い方法は、自分に褒美をあげることである。そのためにはこまめに節制する必要がある。

節制とは、本来不要な出費をおさえる程度のものである。例えばスマートフォンの月額料金。スマートフォンでゲームをすることが自分に対する最大の褒美だという人を除いて、スマートフォンでネットサーフィンすることが褒美だと思う人はあまりいない。だとすればスマートフォンを格安SIMに乗りかえるだけで毎月数千円の節約になる。

節制するストレスと、節制後に待っている大きな褒美をてんびんにかけよう。それだけで生産性はぐんと上がるかもしれない。

節制後は褒美を与える

スマートフォンやパソコンを離す

スマホは生産性をおさえるおもちゃだ。夜枕もとにスマホを置いている人は、永遠に低生産性のループから抜けないと考えよう。

スマホでなにをしているだろうか? メールをチェックしているのか、ツイッターで人のあらさがしをしているのか、芸能人の噂話を追求しているのか、ムダな知識や雑学をせっせと習得しているのか。もし自分の人生に直接必要ないと思ったら、それらの時間はすべて排除して、せっせと睡眠に当てよう。

生産性を直接上げる最大のものは睡眠である。睡眠を削ってツイッターでなにかをやって、その結果仕事中あくびを連発して、結局仕事が終わらないので残業をやって、また睡眠が削られて仕事に影響して…という習慣を脱するためには、必要のない習慣を削るという断固とした意識が必要だ。意識が必要なのだ。悪い習慣を意識することで大切なものだけを残せば、生産性は必ず上がる。


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