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割り算の「割る数」と「割られる数」と「割れる数」の違い:小学校の算数で混乱する言葉

例えば

24 ÷ 3 = 8

という計算では

24 … 割られる数
3 … 割る数

となります。

割られる数÷割る数

というかんじ。

どうしてこんなことになるのでしょうか?

割る数というのは、「割る!」数ですね。割るのです。ナイフでパカパカ割るかんじ。24cmのネギを3等分したら、1つあたり8cmになる。割る回数、つまり切る回数は3です。

この場合、24cmのネギがバコッとぶった切られる、つまり割られるものですね。なので24が「割られる数」になります。

☆ナイフで切るイメージが重要。

「割れる数」はぜんぜん意味が違う

じゃあ「割れる数」ってなんでしょう?

???

割れる数という言葉は大人でも、というより数学の専門家でも、ひょっとしたら混乱するかも。

これを読んでいる小学校の先生へ:割れる数という言葉が使わないほうがいいです。ただでさえややこしい割り算がもっとややこしくなる。

結論から言うと「割れる数」は余りがない数のことです。

24 ÷ 3 = 8

だったら24は3で割れる数ですね。でも「割れる数」ではなく、「割りきれる数」のほうがたぶんいい。割れる数は割られる数とごちゃごちゃになりがち。割りきれる数という言葉だったら、たぶん混乱しない。

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