放射性同位体と年代測定の種類
元素 | 測定可能の年代 |
---|---|
10Be | 1000万年以下 |
14C | 6万年以下 |
40K | 10万年以上 |
87Rb | 1000万年以上 |
145Sm | 1億年以上 |
210Pb | 100年以下 |
230Th | 20万年以下 |
参考文献
松原彰子, 自然地理学(第4版), 慶應義塾大学出版会, 2014
上の表は参考文献p48表Ⅳ-1を参考に独自作成した。
放射性同位体は自然に崩壊し、別の元素になる元素である。崩壊する過程で放射能を放出する。元の量の半分になるまでの期間を半減期という。
炭素同位体
炭素の同位体には11C、12C、13C、14Cがあり、14Cは半減期5730年の放射性同位体である。14Cはβ線を放出して14Nになる。
14C → 14N (+β線)
14Cは大気中に一定の割合で存在し、生物の体内にもほぼ同じ割合で存在する。生物が呼吸をするなどして常に大気に接触しているからである。
しかし生物が死ぬと14Cのやりとりがなくなるので、体内の14Cは長い年月をかけて崩壊し、14Nになっていく。この性質を利用してサンゴなどの化石の年代を測定することを放射性炭素年代測定法という。
AMS法とβ線法
実際の測定では14Cそのものの量を測定するAMS法と、14Cが14Nになる過程で放出するβ線を測定するβ線法がある。
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