一部始終(いちぶしじゅう)の意味と例文

一部始終とは、物事や出来事の始まりから終わりまで。「一部」は「全体の一部」ではなく「一冊の本」という意味。

一部始終は誤解しやすい四字熟語として中学入試でしばしば出題される。一部は一冊の本という意味で、いわゆる一部という意味はない。

一万部発行、十万部売上、という言葉は出版社や書店の宣伝によく使われるが、本の売上などをカウントするときに使われる部数の「部」がまさに一部始終の「部」である。始終は文字通り始まりから終わりまでのこと。

全体のニュアンスは「顛末」や「いきさつ」などと近く、始まりと終わりというよりも全体の経過に焦点を当てている。

例文

  1. その家政婦は二人の争いの一部始終を見ていた。
  2. 専門書の一部始終を理解するには読解力だけでなく十分な忍耐力も必要だ。
  3. 犯人は犯行の一部始終を自白した。